【ニューヨーク聯合ニュース】国連安全保障理事会は27日(米東部時間)、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使って軍事偵察衛星を打ち上げたことへの対応を議論する緊急会合を開いた。「安保理決議違反」と北朝鮮を非難する声が上がったが中国とロシアが反対し、全体としての具体的な対応は取れなかった。

 北朝鮮は21日に軍事偵察衛星を打ち上げ、成功したと発表した。これを受け、安保理の理事国のうち米国や日本、英国など8カ国が緊急会合を要請し、韓国も関係国として出席した。

 韓国の黄浚局(ファン・ジュングク)国連大使は「北の挑発的行動はもはや地域的な問題ではなく、グローバルな問題」と強調し、一例として北朝鮮とロシアの軍事協力を挙げた。一方、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は、北朝鮮の人工衛星のみを問題にしていると指摘し、「正当な主権を行使しただけ」と反発した。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は安保理の決議違反となる。しかし、常任理事国の中国とロシアは米国をはじめとする西側との対立を強める一方、北朝鮮を擁護している。そのため安保理は2018年以降、北朝鮮の弾道ミサイルや衛星の発射に対し制裁決議や声明採択のような具体的な対応を取れずにいる。