【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は国連安全保障理事会が北朝鮮の軍事偵察衛星の打ち上げを受けて緊急会合を開いたことを批判し、「主権国家の自主権はいかなる場合も交渉の議題にならず、それによってわれわれが米国と対座することはない」とする談話を出した。朝鮮中央通信が30日伝えた。

 金与正氏が談話を出すのは7月17日以来、約4カ月ぶりとなる。

 金与正氏は安保理について、「極度の二重基準が適用され、不正義と強権が乱舞する無法地帯」として、「断固糾弾する」と非難。「国際平和と安全に対する主な脅威は朝鮮民主主義人民共和国の主権的権利行使によるものではなく、これを妨害し抑圧しようとする米国の強権と専横からもたらされている」とし、「言葉と行動が全く異なる米国の両面的な立場と行動こそ朝鮮半島の平和と安定を破壊する悪性因子」と主張した。

 国連安保理は北朝鮮の偵察衛星の打ち上げを受け、27日(日本時間28日)に緊急会合を開いたが、常任理事国の中国とロシアが反対し、決議採択など全体としての具体的な対応は取れなかった。