【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は28日、国際会議「朝鮮半島国際フォーラム」を30日にソウルのウェスティン朝鮮ホテルで開催すると発表した。

 今年は「北の核、人権そして統一」をテーマとし、金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官の演説、専門家の講演と討論、脱北者による特別講演などを予定する。

 国際安全保障分野を専門とする米シカゴ大のジョン・ミアシャイマー教授が第1セッション、北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)の委員長を務めたマイケル・カービー氏が第2セッションでそれぞれ講演し、北朝鮮の核や人権問題など朝鮮半島が抱える課題の解決策を議論する。

 また、国連安全保障理事会が今月17日(現地時間)に開いた北朝鮮の人権状況を協議する公開会合で北朝鮮の実情を証言した脱北者のキム・イルヒョクさんが出席し、北朝鮮の人権状況を語る。

 統一部は「国際フォーラムを通じ、朝鮮半島の非核化と北の態度変化を引き出すため国際社会と継続的に協力し、自由で平和な統一朝鮮半島に対する国内と国際社会の共感を得るため努力する」とフォーラム開催の趣旨を説明している。

 朝鮮半島国際フォーラムは2010年から統一部が開催している半官半民の国際会議で、主要国の政府当局者と国内外の朝鮮半島・南北関係の専門家らが朝鮮半島の平和や統一について議論する場となっている。