【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が7日発表した2023年12月の国際収支(速報値)によると、経常収支は74億1000万ドル(約1兆960億円)の黒字だった。半導体や自動車などの輸出が好調で、経常収支は5月から8カ月連続で黒字を維持している。昨年通年の経常黒字は354億9000万ドルで2022年(258億3000万ドル)から37.4%増加し、韓銀の予想値(300億ドル)を50億ドル以上上回った。

 昨年12月の経常収支を項目別にみると、商品収支(貿易収支に相当)は80億4000万ドルの黒字だった。4月から9カ月連続で黒字を記録し、黒字幅も前月(68億8000万ドル)から拡大した。 

  輸出(590億ドル)は前年同月比5.8%増加した。10月に1年2カ月ぶりにプラスに転じて以来、3カ月連続で増加を維持した。

 品目別では乗用車(19.2%増)、半導体(19.1%増)などが好調で、地域別では米国向け(20.7%増)、東南アジア向け(15.4%増)などが明確な回復傾向を示した。

 一方、輸入(509億7000万ドル)は前年同月比9.3%減少した。エネルギー輸入価格の下落により、原材料の輸入が14.0%減少。輸入額の減少率はガスが30.6%、石炭が30.4%、化学工業製品が17.0%、原油は4.7%となっている。

 半導体製造装置(24.4%減)、半導体(7.7%減)など資本財の輸入は7.9%減少し、穀物(17.9%減)、乗用車(3.1%減)など消費財の輸入も5.8%縮小した。

 サービス収支は25億4000万ドルの赤字を計上した。赤字幅も前月(22億1000万ドル)から拡大した。

 このうち旅行収支の赤字(13億4000万ドル)は、日本人観光客の減少により前月(12億8000万ドル)から小幅拡大した。

 知的財産権の収支は、前月の2億4000万ドルの黒字から2億5000万ドルの赤字に転じた。韓銀は、国内企業が海外子会社から受け取る特許権使用料収入が減少したためと説明した。 

 給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支(第1次所得収支)は、1億2000万ドルの赤字だった前月から1カ月で24億6000万ドルの黒字転換に成功した。国内企業の海外子会社の配当収入が増え、配当所得収支が22億5000万ドルの黒字となったことが影響した。