【ソウル聯合ニュース】日本の東京電力福島第1原発で汚染水を浄化する装置の排気口から推計で約5.5トンの水が漏れ出したことに関し、韓国政府は8日の記者会見で、日本政府と国際原子力機関(IAEA)からそれぞれ当日の7日に連絡を受けたと説明した。そのうえで、処理済み汚染水の海洋放出とは直接関係がなく、環境中の放射性物質の値にも特に注目すべき変化はないとした。

 韓国原子力安全委員会の金成圭(キム・ソンギュ)放射線防災局長は「今回の漏えいは多核種除去設備(ALPS)の浄化段階より前の段階で発生したもので、汚染水の放出とは直接の関連はない事案ながら、日本とIAEA側それぞれを通じて情報を共有した」と述べた。その後モニタリングを強化したところ、「環境放射線監視装置の計測値は普段の水準を維持するなどし、有意味な変化はなかった」と説明した。

 東京電力によると、水が漏れ出しているのが見つかったのは7日午前9時前だった。金氏の説明では、日本大使館から連絡を受けたのは同日午後6時前、IAEA側からの通知は午後7時前だった。連絡が遅いのではないかと指摘されると、金氏は日本とIAEA側での確認に時間がかかったようだとしつつも「もっと早く通知されるよう協議要請する」と答えた。

 韓国政府は詳しい原因などさらに確認が必要な事項に関し日本の原子力規制委員会に問い合わせたという。事実関係の新たな確認があれば改めて説明すると述べた。