【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は28日、中部の忠清北道・槐山にある陸軍学生軍事学校で「学軍将校」の任官式に出席した。尹大統領は祝辞の中で、「自由民主主義の土台である(4月の)総選挙を前に、北が社会混乱と国論分裂を狙ってさまざまな挑発と心理戦を仕掛ける可能性が非常に高い」と懸念を示した上で、「韓国軍は国民と一致団結し、北の策動を断固として退けなければならない」と述べた。

 学軍将校は大学生対象の予備役将校訓練課程を経て陸海空軍・海兵隊の将校に任官する。現職大統領が学軍将校の任官式に出席するのは16年ぶり。

 尹大統領は「相手の善意に頼る偽りの平和でなく、圧倒的な力と備えを基盤にした『力による平和』を成し遂げなければならない」とし、北朝鮮が挑発する場合には「即刻、圧倒的に対応する」と強調した。

 韓米でつくる協議体「核協議グループ(NCG)」を通じ拡大抑止を完成させる一方、北朝鮮の核・ミサイルへの対応体制である韓国型3軸体系の構築を加速し、核で威嚇しようとする北朝鮮の企てを根本から封じ込めると述べた。また、韓米同盟を根幹に、韓米日の安全保障協力と国際社会との連帯強化を図るとした。