【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は18日、ソウルで同日に開幕した「民主主義サミット」のため韓国を訪問したブリンケン米国務長官と昼食を兼ねて会談し、北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難した上で、北朝鮮への対応で連携することを確認した。

 両氏の会談は米ワシントンで先月28日(現地時間)に開いて以来となる。

 韓国外交部によると、両氏は会談で民主主義サミットの開幕直前に北朝鮮が弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を発射したことを非難。北朝鮮の挑発行為は韓米日3カ国と国際社会の連携を強化するだけだと強調した。ブリンケン氏は韓国に対する米国の防衛公約を改めて確認した。

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日午前7時44分ごろ、平壌付近から朝鮮半島東の東海上に向けて短距離弾道ミサイルとみられる数発の飛翔体を発射した。

 両氏は北朝鮮の完全な非核化を目指すことや、違法なサイバー活動、海外への労働者派遣、海上で積み荷を移し替えて密輸する「瀬取り」などによる核・ミサイル開発資金の調達を遮断するため協力を続けることで一致した。

 黄海で北朝鮮が一方的な現状変更を試みることについても緊密に連携して対応することにした。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)は国際法的な根拠がないとして、NLLに近い韓国領の延坪島や白○島(○=令に羽)の北側の国境線水域で軍事態勢を強化するよう指示している。

 趙氏は北朝鮮が南北関係を「敵対的な国家関係、戦争中の交戦国の関係」と位置づけ、韓国は統一の対象ではないと明言したと指摘したうえで、統一に向けた努力は引き続き続ける方針を示した。

 外交部は両氏がルールに基づく国際秩序を強調し、ウクライナや中東、南シナ海、台湾問題などに関しても意見交換したと明らかにした。米国は中国が南シナ海や台湾海峡でルールに基づく国際秩序に合致しない行動を行っていると批判している。