【ソウル聯合ニュース】韓国軍の軍事偵察衛星2号機が、8日午前8時17分(現地時間7日午後7時17分)に米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から米スペースXのロケット「ファルコン9」で打ち上げられる。国防部が5日、発表した。2号機は高性能の合成開口レーダー(SAR)を搭載し、昼夜を問わず全天候で撮影が可能だ。

 韓国軍の偵察衛星はファルコン9の打ち上げから45分後に切り離され、その9分後に海外の地上局と交信する予定だ。この交信で衛星の状態が正常と確認されれば、打ち上げ成功となる。

 軍は昨年12月、初の偵察衛星をカリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地からファルコン9で打ち上げた。先月中旬に運用試験評価に入り、6〜7月から北朝鮮内の主要な標的を偵察・監視する任務に就く予定。

 1号機が電気光学(EO)センサーと赤外線(IR)センサーを搭載したのに対し、2号機はSARを搭載する。SARは電磁波を対象物に当て、その反射を受信して対象物を把握するため、天候に左右されず、昼夜を問わず撮影できる。

 国防部関係者は、朝鮮半島は曇天が多く光学カメラで撮影すると標的をしっかりとらえられないこともあるとし、「SAR搭載の衛星打ち上げが成功すれば昼と夜、天候にも影響を受けない映像レーダーベースの偵察衛星を初めて確保し、『韓国型3軸体系』の基盤となる対北監視・偵察能力を強化できる」と説明した。

 韓国型3軸体系は北朝鮮の核・ミサイルへの対応体制を指す。ミサイル発射の兆候を探知して先制攻撃するキルチェーン、発射されたミサイルを迎撃する韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)、北朝鮮から攻撃された場合に指導部などに報復攻撃を行う大量反撃報復(KMPR)からなる。