1982年から1990年まで週刊ヤングマガジンで連載され、1988年にはアニメ映画として公開。国内だけに留まらず海外でも高い評価を受けた、ジャパニメーションの金字塔的作品「AKIRA」。

近未来を描いたSF映画としての完成度、大友克洋の描くサイバーパンクな世界観が人気を博した同作だが、ファンの間では主人公・金田の駆るメカの1つであるバイクが非常に人気。近未来感を漂わせる独特でスタイリッシュなフォルムは何十年と経った今でも色褪せる事は無く、近年でもフィギュアやモデルキット化されつづけている程に、作品の象徴の1つとなる程に人気だ。

そんな「金田のバイク」を実際に走行できるバイクとして、一から自作で製作している職人がいる。

バイクカスタムYoutuberとして活動している、てるてるボーイズの綾人(@partner1107)さんだ。

綾人さんはベースとなるマジェスティを、溶接や切断加工を駆使して、金田のバイクとして生まれ変わらせている。自身のチャンネルで公開しているその手際の良さは、一流の職人そのもの。ただの再現では無く、ホイールカバーにLEDを仕込む等の発想を加えて「金田のバイク改」としてアレンジしているのも注目すべきところだ。

綾人さんに製作についての想いを聞いた。

橋本ダイスケ(以下、橋本):今回の金田のバイクを製作なさろうと思った経緯をお教えください。

綾人:今までいろいろな車両の製作やカスタムをして来ました、溶接、塗装、造形など多方面の技術がある程度モノになって来たので、今出来る自分の技術で、昔から作りたかった「金田のバイク」の製作に踏み切ってみました。

橋本:バイク乗りやアニメファンから観ても、金田のバイクは夢のマシンですからね。作ろうと行動出来るのが凄いです。SNSでも話題になりましたが、その後の反応はいかがですか?

綾人:今回のホイールカバーの発光部にLEDを入れて光らせた動画がかなり伸びています。

チャンネル登録者数も付随して伸びておりますが、まだまだ頑張りどころだと思ってますしこれからもっと面白くなります。

橋本:ホイールカバー以外にもまだまだギミックを仕込んでいくと言う事ですね?どの様に改良されていくのか楽しみです。ところで、金田のバイクで走るのは多くのファンの夢ではありますが、こちらは公道では走行できる仕様なのでしょうか?

綾人:動力が250ccのスクーターエンジンです、そのため車両サイズを250ccの規定内のサイズに縮小させておりますので、申請後ナンバーの取得と公道走行は可能です。

橋本:つまり金田のバイクで全国ツーリングも可能な訳ですね。颯爽と走る姿は注目の的になりそうですね。綾人さんが今までに作成したバイクが他にもあればお教えください。

綾人:これまで製作した車両は数多くあります、最近では金田のバイクと同時進行でカワサキのバリオスをフルカウルにカスタムしていた車両のリメイクを行っております、ほかにもYouTube上に製作車両の動画は出してますね。

橋本:動画を観ましたが、圧巻の一言でした。職人のなせる業ですね。最後に、金田のバイク含め、今後の活動や展望があればお教えください

綾人:今後目指すのは登録者10万人です、数字が全てではありませんが、登録者数が増えるとそれだけコラボ、共同製作など面白い企画が立てやすいですし、何より製作系YouTuberには資金が必要です。収益が増えるほど面白い企画にチャレンジする事ができますので今後も皆様には楽しみながらも、チャンネルの視聴や拡散にご協力頂けると幸いです。

企画としては今後アニメ車両の再現、バイクの王道カスタム、初心者向け講座や4輪車の方も手がけて行きたいと思っております。

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金田のバイク以外にも、アニメ車両の再現を行いたいと意気込む綾人さん。もしかすると、今後FF7のクラウドのバイクやドラゴンボールでブルマが乗っていたバイク、ブラスレイターのガルム等のとんでもバイクが現実の公道で目撃される日が来るかも知れない。

カスタムYoutuber綾人さんの、今後の活動に注目しつつ、金田のバイクが公道を走るその姿が目撃される日を待ち望みたい。その際は、安全な場所で是非ともスライドブレーキの再現をしてもらいたいものだ。

(よろず〜ニュース特約・橋本ダイスケ)