人気コスプレイヤーのすみれおじさんが、埼玉県内で行われた中国武術の地方大会「第6回武術太極拳競技会あおぞら杯」に出場。6組中3位入賞を果たした。コスプレクオリティー向上のために中国武術を始めて約2年。大会初出場での〝快挙〟に、「まさかここまで来れるとは思いませんでした」と話した。

 埼玉県坂戸市の道教寺院「五千頭の龍が昇る聖天宮」で、力強い棍捌きを披露した。女子器械部門の「南棍」で大会に参加したすみれおじさんは、国家1級審判や中国太極拳チャンピオンなど、一流審判が審査する中、10点中8・55の高得点をマーク。「体育の成績が1〜2という運動神経のなさで、何かに表彰されたことも誰かに褒められたこともなかった私ですが、3位という結果をいただいて、本気で頑張れば報われることもあるのかな…と少しだけ自分に自信が持てたような気がします」と喜んだ。

 「コスプレのときにキャラクターの動きを再現したい」と意欲を燃やし、20年7月から中国武術を習い始めた。剣、刀、槍、棍といった四大兵器をはじめとした武器から、さまざまな流派のカンフーまでひと通り習ってきたという。今大会は得意とする棍術で参加。派手さはないが、どんな環境でも戦場で戦い抜く、地をはう虎をモチーフとした南方の流派を学び、実演した。

 すみれおじさんは、毎年1500人を超える選手と2万人の観客が集まる7月の「全日本武術太極拳選手権大会」への出場が決まっていた。しかし、新型コロナの影響で大会規模が縮小され、参加種目が開催中止に。悔しい思いを胸にしまい、来年に向けて今後は地方大会への積極的な参加を行っていく予定だという。重ねた修練は無駄にはならない。「私に需要はないかもしれないけれど、コスプレと相性のいい2.5次元舞台や特撮のお仕事などで披露する場があればうれしいなと思います」とコメントした。

(よろず~ニュース・松田 和城)