飼い主がいない捨て猫などの「保護猫」と色鮮やかな着物を撮った写真展「NEKO SAKURA―猫桜―さくらねこという選択肢も」が29日、着物レンタル店「UME SAKURA」(京都市)で開かれる。

 保護猫写真家のshintarrowさん(インスタグラム@shintarrow_cat)が撮影した保護猫の写真展示する。会場となる着物レンタル店の中庭に野良猫が来ることにちなみ、猫と着物を組み合わせた。着物を前にキリリとした猫の姿や、一瞬の表情をとらえた作品約20点が並ぶ予定。

 shintarrowさんは約2年前、猫を保護する非営利団体の経営支援に携わったことをきっかけに保護猫の撮影を始めた。多頭飼育の崩壊やけがをして捨てられた猫の「つらい経験」を目の当たりにしたことで、保護猫の存在を広く伝えたいとインスタグラムにも投稿するようになった。

 作品は愛嬌のある猫の表情よりも「かっこよさ」を重視しているという。従来の猫の写真とは異なる見せ方を意識したといい、「今までの猫写真には興味がなかった人に『全部保護猫だったんだ』『こういうストーリーを持つ猫が存在するんだ』と知ってもらうことが狙いです」と力を込めた。

 「いわゆる純血種と呼ばれる猫を飼っている人を否定するわけではないですが、そのような猫好きの人にも『保護猫もこれだけかっこいいんだ』と思ってもらい、次に飼うときに保護猫という選択肢も考えてもらえたら」。今後は日本や世界の各地でも保護猫と伝統品を写真に収めたいと語っていた。

 写真展は午前10時から午後7時まで。

(よろず〜ニュース・今井 佳奈)