両備グループのタクシー会社・岡山交通(岡山市)は、同市の動物園「池田動物園」で人気のアミメキリン・サンタロウをモチーフにしたラッピングタクシー「サンタロウタクシー」を5日から導入。長い首を車体の両側に伸ばしたキリンがデザインされた1台が、県内を爆走している。

 黄色をタクシーカラーにする岡山交通が、約520万円をかけトヨタのタクシーワゴン「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」を、キリン仕様に改装した。上皇さまの姉・池田厚子さんが園長を務める池田動物園は経営難が続いており、同社では「岡山では思いが深く、親子、孫と思い出をつないできた動物園を応援したい。魅力も発信できれば」とコラボが実現した。

 高知県の動物園で生まれたサンタロウは2021年3月、ライオンやゾウが死に、目玉の動物がいなくなった池田動物園にクラウドファンディングでやって来た。シートカバーなどにもサンタロウが描かれており、乗務員もイラストがあしらわれたポロシャツを着用する。

 ド派手なサンタロウタクシーは予約でも配車可能。乗車記念としてシール、缶バッジを無料配布するほか、SNSでの投稿キャンペーンも実施する。岡山交通は、これまでも地元の名産品とコラボした「黄ニラタクシー」や「岡山カレータクシー」を運行している。

 タクシーのルーフトップからは、サンタロウが首をひょっこり出すデザインは「デザイナーがタクシーの制限をギリギリ攻めました」(担当者)もの。反応も上々で、子どもたちは首を長くして〝キリンタクシー〟の登場を待つだろう。

(よろず〜ニュース・杉田 康人)