年々進化を遂げる韓国ドラマ。その人気はアジア市場を超え、欧米へと広がりを見せた。

グローバルな人気を誇る米国ドラマと比べても、劣るどころか肩を並べるにまで成長し、世界に挑戦状を突きつけている。

これほどの大きな支持を得ているのは、韓国ドラマの特徴である“華麗なる映像”、“壮大なスケール”、“役者の渾身の演技”などが挙げられるが、やはり何と言ってもその醍醐味は、“ストーリー”にある。

視聴者を魅了してやまないその“ストーリー”を手掛けるのは、脚本家だ。

今回は、韓国ドラマ界が誇る、3人の脚本家にフォーカスを当てる。

1.ジャンル物の大家、キム・ウニ

tvN『シグナル(2016)』や、Netflix(ネットフリックス)『キングダム』シリーズなどの脚本を担当したキム・ウニ作家。今回、執筆するのはSBSドラマ『悪鬼(原題)』だ。

ドアを開けると“悪鬼”がいる世界で、悪鬼に憑かれた女性と悪鬼が見える男性が、5つの神聖なものを巡る疑問の死を暴く、オカルトミステリースリラー。

女優のキム・テリが主人公を演じ、公務員試験の準備中であるク・サンヨンを演じる。彼女は父の遺品を受け取った後、周囲で起きる謎の死に巻き込まれ、次第に違う姿に変わっていく人物だ。

またオ・ジョンセが、財閥家出身の民俗学科教授ヨム・ヘサン役を、俳優のホン・ギョンは警察大学を首席で卒業後、強力犯罪捜査隊警部のイ・ホンセ役を演じる。

ジャンル物を得意とし、独特の世界観を放つキム・ウニだけに、新作への期待値は高い。2023年に韓国で放送を予定している。

2.セリフの魔法使い、キム・ウンスク

キム・ウンスク作家は、tvN『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜(2016)』『ミスター・サンシャイン(2018)』、SBS『ザ・キング: 永遠の君主(2020)』と、数々の名作を誕生させ、ヒットメーカーの名を欲しいままにした一人。

彼女が手掛けるドラマの魅力は、ずばりか“セリフ”。優れた語彙力に加えて、緻密に組まれたセリフのキャッチボールに、魅了されるドラマファンは多い。

これまで、ロマンスを絡めた作品を世に送り出して来たキム・ウンスク作家だが、今回は復讐劇に挑戦する。

Netflix(ネットフリックス)オリジナル『ザ・グローリー(The gloly)』は、幼少時代に暴力を受けたある女性が、人生をかけて準備した凄絶な復讐と、その渦に陥る人々の話を描くシリーズもの。

KBS2『太陽の末裔 Love Under The Sun(2016)』以来、約6年ぶりにタッグを組む、ソン・ヘギョのカムバック作としても話題を集めている。

本作でソン・ヘギョは、校内暴力の被害者として、加害者とその傍観者へ復讐を計画するムン・ドンウン役を引き受けた。共演には、最近注目の若手俳優イ・ドヒョンや、舞台俳優としても活躍しているチョン・ソンイルなどが顔を揃える。2022年末に配信予定。

3.泥沼劇の母、キム・スンオク

“泥沼劇の*大母”と呼ばれるキム・スンオク作家の新作は、SBS『7人の脱出(原題)』だ。

*大母‥そのジャンルの重鎮であり、大きな影響力を持つ人のこと。

多くの人々の、嘘と欲望が絡み合って消えた1人の少女。彼女の失踪に関わった7人が、途方もない事件に向き合いながら、真実を探していくプロセスを描く。

現在まで発表された出演者は、俳優のオム・ギジュンと女優のファン・ジョンウム、俳優のイ・ジュン、チョ・ジェユン、女優のイ・ユビ、シン・ウンギョン、チョ・ユニなどの実力派俳優だ。

オム・ギジュンは、ベールに包まれた国内最大のモバイルプラットフォーム企業、代表のマシュー・リー役を、ファン・ジョンウムは有能なドラマ制作会社代表のクム・ラヒ役を演じる。

SBS『皇后の品格(2018)』や『ペントハウス(2020-2021)』シリーズなど、ヒット作を誕生させてきたキム・スンオク作家が、本作ではどのような展開で、視聴者を魅了するのかが注目されている。本作は、2023年に韓国で放送を予定している。

(構成:星野沙)

(Danmee/よろず〜ニュース)