なんともほっこりする一風堂スタッフのやり取りがSNS上で大きな注目を集めている。

「一風堂でホールがキッチンに『B卓さんラーメン食べないって。餃子とレモンサワー。』って言われて、キッチンが『それも幸せだなぁ〜』ってナチュラルに返してて、こいつ絶対いい奴だと思った」

と件のやりとりを紹介したのは経営者の加藤翼さん(@2_baSA)。

ラーメン屋を酒場使いして、あえて餃子とレモンサワーのみ。頑固なラーメン屋なら断られてしまうこともあるだろうが、お客の気持ちをくみ取り、それをこころよく許容するスタッフ達の姿にSNSユーザー達からは

「なんかめっちゃいい気分になった
多様性の受け入れ方が爽やかで~
一風堂の餃子はうまいですからね。」
「ゴチャゴチャうるせぇ同業者が増える昨今、こういう思考が出来るスタッフさんは有能そして稀少。」
「一風堂めちゃくちゃ行ったなぁ、行き過ぎてブラックカード貰ったり、座った瞬間に氷なしのハイボール出てくるようになったり(笑)
近所のお店がコロナのせいで無くなってしまったけど、又、行きます!」

など数々のコメントが寄せられている。

加藤さんにお話を聞いた。

ーーこのスタッフ間のやり取りをお聞きになった際のシチュエーションをお聞かせください

加藤:カウンターで1人でラーメン食べていた時、その場で厨房のバイトとオーダー取った方がやり取りしてました。

ーーやり取りをお聞きになった際のご感想をあらためてお聞かせください。

加藤:ラーメン屋でラーメン食べないって、ネガティブな気持ちになりそうな中で、返しの返事がレモンサワーに餃子で飲んでる姿を頭に浮かべながら話してるんだろなぁ〜って聞いていました。その優しい想像力にほっこりさせられました。

非接触で携帯1つで注文できちゃう今だからこそ、その裏にある血の通った人々の存在がやっぱり僕らの毎日を幸せにしてくれてるのだと感じます。何気ないコミュニケーションの中に、優しさを込められる人間になりたいなぁと思います。

ーー加藤さんは一風堂で餃子とサワーのみというようなオーダーをされたことがあるでしょうか?またはしてみたいと思われますか?

加藤:僕は、ラーメン屋ではラーメン食べないといけないと思っちゃうタイプなんで、これからはレモンサワーと餃子だけでも気にせず入れるようになれるなと思います!でも、せっかくならラーメンは食べて帰りたいですが…。

ーーこれまでのSNSの反響へのご感想をお聞かせください。

加藤:大したことを呟いたつもりでは無かったので、この広がりには驚いています。

ただ、辛いニュースが多い日々の中で、誰かの幸せに想像力を働かせられる心の余裕みたいなものが、皆さんの中に必要とされたのかもしれません。

◇ ◇

お客の気持ちをくみ取った一風堂スタッフと、一風堂スタッフの気持ちをくみ取った加藤さん…こんな許容と善意の連鎖が社会をより良いものにしてゆくにちがいない。

(よろず〜ニュース特約・中将タカノリ)