中世の騎士道物語「アーサー王伝説」に登場する剣「エクスカリバー」を鉛筆の芯で再現した作品が、そのクオリティーの高さからツイッター上で「すごすぎる」「これが鉛筆の芯?」と注目を集めている。製作した鉛筆彫刻人のシロイ(shiroi003)さんがよろず〜ニュースの取材に応じた。

 全長40ミリの聖剣・エクスカリバー。カッターで鉛筆の芯をむき出しにした後、丸い芯をある程度の薄い板状にし、剣の輪郭を荒削り。上から成形、塗装し仕上げた。着色は模型用塗料を使用。銀色の剣身、青、金色の柄部分がきれいに着色されている。製作時間は15時間程だという。

 「アーサー王伝説」の伝承の一つに、アーサーが石に刺さっていたエクスカリバーを引き抜き、王に任命されたというものがある。ただ、この作品は鉛筆の芯でできているため、折れやすく繊細なイメージが。シロイさんは「『これじゃあ抜けない』といったコメントがおもしろかった」と答えた。

 製作終盤になるにつれて芯が薄くなるため、折れないように仕上げるのに苦労した。また、刀身部分の質感にこだわったという。「芯は本物の刃のような光沢がでますので最後に磨いて、輝きがでるようにしてあります」と説明した。

 元々、ゲームが原作の「Fate/Stay night」が好きだったというシロイさん。エクスカリバーは同作で代表的な武器として登場しており、鉛筆彫刻を始めた7年前から作りたい題材だった。ただ難度が高く過去の挑戦ではうまくいかなかったという。「太めの鉛筆の採用、道具のアップグレード等により『今ならできるのでは?』と思い今回再挑戦し成功させることができました」と喜びを語った。

 シロイさんは、美術が苦手で彫刻の知識も経験もなかったが、失敗を重ねながら少しずつ技術を磨いていったという。これまでも人気RPGゲーム「FINAL FANTASY7」に登場するキャラクター・クラウドの武器「バスターソード」などさまざまな作品をツイッターで公開。多くの反響が寄せられている。

(よろず~ニュース・松田 和城)