東京・池袋のサンシャイン水族館で7月10日までの予定で開催されていた食をテーマにした特別展「美味しくてすごい生き物展〜美食奇食珍食生物図鑑〜」が、コロナ禍で異例の入場者数を記録。「延長戦」として、11月6日までの開催延長が決まった。

 3月18日から開催されていた特別展では「お寿司屋で食べる〝サーモン〟は〝サケ〟ではない」との解説とともに、ニジマスを水槽で展示。タランチュラやオオグソクムシなどのインパクト大の生物が生体展示され、水族館スタッフの食レポやふなずしの匂い体験コーナー、など、水族館としては攻めまくりの異色展となった。

 担当者は「コロナ禍では断然、破格のヒットです。全国の施設から『ぜひウチで開催して』との引き合いもある」と反響は大きい。同水族館で食をテーマにした特別展が開かれるのは初。人間の命をつなぐ生き物への感謝の気持ちや、生き物の素晴らしさを伝えたいと企画された。

 延長戦では「私たちはウニのどの部分を食べている?」との解説とともに、シラヒゲウニを生体展示。飼育スタッフがイシワケイソギンチャクやナマズ、トノサマバッタ、マダガスカルゴキブリなどを食べ、味や食感などをレポ。タガメの香りをかぐ体験コーナーも新たに設置した。

 水族館の女性スタッフは、九州の有明海周辺で食べられるイシワケイソギンチャクを実食した。「パリパリしておいしかった。食育という視点にも力を入れていますが、大人の方が楽しんでいるかも。昆虫食にも理解が深まっているのを感じます」。同展では昆虫食の自動販売機を設置しているが、全国平均の3倍以上の売上があるという。

(よろず〜ニュース・杉田 康人)