16日にオープンにした石川県金沢市のカフェ「モノクロCHAYA」。白黒に統一された店内が「漫画の世界みたい」とネット上で話題となっている。店長の坂上美佳さんに話を聞いた。

 壁に描かれたデザイン、テーブル、カウンターなど全て白黒で統一された店内。和傘、畳の小上がりなどが用意された1階は撮影スポットとなっており、2階はイートインスペースとして35席を用意。葛飾北斎や兼六園を想起させるデザインが和の雰囲気を生み出している。JR金沢駅から徒歩7分。築50年の電気店跡地が新感覚の和カフェに生まれ変わった。

 坂上さんは〝モノクロカフェ〟の発想に至った意外な理由を明かした。「カフェを手がけたオーナーがスニーカー好きで、真っ白の古くなったスニーカーにペイントをしておもしろいものができたんです。そこから『お店全体も同じようにしたらおもしろいのでは』と発展しました」。オーナーの本業が建築業だったこともあり、スムーズに昨年秋ごろから企画が動き出した。

 内装は全体を白一色に塗った後、黒の油性ペンやペンキで仕上げたという。葛飾北斎をイメージした一部のデザインをのぞき、黒い縁取りや木目など全てが手書きで描かれた。坂上さんは「すごい味がある、こだわった部分の1つです」と自信を見せた。オーナーの他に、美術好きの地元学生4人の協力があり、完成に至ったという。

 若年層をターゲットに撮影スペースを設けたが「若い世代だけでなく親子層、ご近所の年配の方、男性お一人様など意外なところで皆さまにご好評いただいております」と反響を語る。16日のオープン後、来客した人たちが次々とSNSに店内の様子を投稿し大きな話題に。「昨日、今日と『ツイッターで話題になっているから来ました』って方が多いですね」と話した。

 オープン1週間でインスタグラムのフォロワー数は1200人を超えた。「他県や世界中の方たちにもSNSを通して知っていただけてるっていうことがうれしい限りです」と坂上さんは声を弾ませる。「新たな地元スポット」へと期待を寄せた。

(よろず~ニュース・松田 和城)