世界最大の造形・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル(通称・ワンフェス)」が今夏も開催された。特撮キャラクターの収集家である芸人・なべやかんは昭和の時代に始まった同イベントの初回から参加しているという筋金入りのマニアで、大盛況のうちに終わった現場の様子をリポートした。

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 7月24日、幕張メッセで行われた世界最大のガレージキットイベント『ワンダーフェスティバル2022夏』に行って来た。

 ワンフェスの楽しさは「当日版権」という、この日だけ許諾が許された商品発売がある事だ。コロナの影響で去年は中止になり、今年2月に行われた時はブース数や来場者が少なく寂しい感じであったが、今回はコロナ前とまではいかないが、イベントに飢えた人々でにぎやかな空間になっていた。

 ワンフェスには初回(1984年)から参加し、東京ビッグサイトでのエスカレーター事故(2008年)の時も事故現場を目撃している。正直、あの事故は運営側の落ち度は見当たらない。あれで事故るなら、震災などの非常事態の時に大変な事故になると思ったくらいだ。

 会場巡りは毎回『M1号』ブースからスタートする。怪獣ブーム当時のデフォルメ怪獣ソフビを継承し91年にケムール人を発売すると大ヒット商品になり、その後のディフォルメソフビブームにつながっていく。M1号はカリスマソフビメーカーだ。お隣は『U.S.TOYS』。ミニサイズの怪獣ソフビをメインにしているが「ミニソフビでいくら稼ぐの?」と思うくらい、さまざまな種類があり、コレクションアイテムとして大人気。

 関西軍団のブースも大好き。『ステルス田中雷工房』は毎回驚愕のプロップ風レプリカを販売している。科特隊、ウルトラ警備隊、MATのヘルメットは毎回瞬殺完売。今回の新作はスパイダーショットとモロボシ・ダンの杖。『ウルトラマンレオ』劇中でダンが使っている杖は子供の頃から欲しいと思っていた。再現してくれて感謝!

 『懐物ヒーロー製作所』はウルトラアイに憑(と)りつかれたメーカーで劇中で使われたウルトラアイを徹底的に再現している。今まで10数種類も作っているのがすごい!

 我が地元・下北沢軍も大奮闘。『レッドシャーク』では『メイドインアビス』の壺ミーティのソフビを発売。こちらは秒殺完売。下北沢で旋風を巻き起こしている『SWINGTOYS』のソフビもお客が殺到!

 ソフビ製造工場を持っている『シカルナ工房』はアトム関連のソフビが充実していた。人工太陽を見てアトム好きは大興奮。自分も見た瞬間に「うわ〜!」とうめき声をあげてしまった。

 企業ブースでは円谷プロも出展。『ウルトラマン』で科特隊フジアキコ隊員を演じた桜井浩子さんが写真集を発売し、サイン会とトークショーが行われた。レジェンドに会えるのもワンフェスの楽しさ。写真集を購入し桜井さんのサインをいただいた。

 次回は来年の2月を予定です。

(コラムニスト・なべやかん)