神戸の新ご当地グルメを作り出そうと、「神戸チーズトースト総選挙」が兵庫県神戸市内の喫茶店3店舗で行われている。「黒豆」「酒粕」「いかなご」トッピングした3種類のチーズトーストが候補で、店頭と公式ツイッターアカウント(@kobecheesetoast)で投票を受付中。9日の投票受付終了を目前に激戦を繰り広げている。

 「酒粕チーズトースト」は、酒粕と生クリームを混ぜた酒粕ペーストをパンに塗り、スライスチーズを重ねたメニュー。バターサンドをイメージしたトッピングのレーズンと、別添えのホイップクリームでスイーツ系に仕立てた。「いかなごチーズトースト」はおかず系メニューで、神戸の名産「いかなご」の稚魚を甘辛く味付けたものにチーズをのせた。「黒豆チーズトースト」は、塩気のあるスライスチーズにほんのり甘い黒豆を合わせた。店頭では3種類のうち2種類を選び「ハーフ&ハーフ」として注文を受け付けている。

 英國屋での注文状況は「酒粕が圧倒的」な人気で、ハーフ&ハーフではなく「全面酒粕」で注文する熱狂的ファンもいたという。3店舗集計結果(4日時点)も、「酒粕」160票、「黒豆」147票、「いかなご」129票と、酒粕が優勢。ツイッターのアンケート機能を使った投票では、「酒粕」42票、「いかなご」36票、「黒豆」24票だった。英國屋を運営する株式会社ミカドの小川嘉之専務は酒粕の人気を「近年認知度が上がってきていることに加え、美容にいいイメージがあることが注文のきっかけになっているのでは」と分析した。

 観光客が多く訪れる店や、地元住民が多い店など個性の異なる3店舗が協力し実現した。公正な選挙のため、使用する材料やレシピを各店で統一している。先入観を生まないよう、店の〝推しトースト〟も秘密だ。小川専務は「極力、店の色を消し、純粋にトーストを食べて投票してもらうようにした。結果としても説得力のあるものができたと思う」とアピールした。

(よろず〜ニュース・今井 佳奈)