兵庫県議会の第4会派で立憲民主系の「ひょうご県民連合」が、12日、斎藤知事に辞職を申し入れました。6月議会の閉会後、知事が控室に向かった際、県議らが文書を手渡しました。

■「行政の長としてふさわしくない」と批判

申し入れ書を受け取った斎藤知事

 申し入れの文書では、知事の文書問題への一連の対応について、「客観的な証拠や証言があることでも自らの認識と記憶をたのみとし、自己弁護のためには都合よく法令の解釈を捻じ曲げており、行政の長としてふさわしくない」と批判しています。

 ひょうご県民連合は12日の本会議で、斎藤知事が元県民局長の私的情報が漏洩した問題への責任を取るとして提出していた「給与カット案」の採決を見送る案に賛成したものの、当初は給与カット案を否決すべきとする姿勢を見せていました。また、4日には上野英一幹事長が報道陣に対し、「(斎藤知事は)辞職がふさわしい」とする意見を述べていました。

■「混乱を収めるには辞職しかない」直接申し入れも知事「真摯に受け止める」

「ひょうご県民連合」上野幹事長

 12日の議会閉会後、議員控室を訪れた斎藤知事に対し、上野幹事長は「今の兵庫県の混乱状態を収め、県政を前に進めるには知事の辞職しかない」と述べ、斎藤知事に直接申し入れ書を手渡しました。

 これに対し、斎藤知事は「申し入れは重く受け止めました。私としては補正予算の成立に感謝申し上げる。引き続き、しっかり県政を前に進めるのが私の責任の果たし方」だと答えました。

 上野幹事長は「県政を前に進めるためには何が一番大事かを考えてほしい」と述べると、斎藤知事は「申し入れは真摯に受け止めます」と答え、控室をあとにしました。

 上野幹事長は報道陣から感想を聞かれると、「予想通り。今までと繰り返しの光景。だからといって、こういうことを繰り返すことによってことは前に進むし、県民の意識は変わっていく」と語りました。