情報漏洩(ろうえい)の責任を取るとして、兵庫県の斎藤元彦知事が提出した給与カット案の採決が見送られました。
12日、6月定例会の最終日を迎えた兵庫県議会。斎藤知事への追及が続きました。
ひょうご県民連合・北上あきひと県議
「知事が問われているのは、組織の長としての管理責任・監督責任に留まりません」
共産・庄本えつこ県議
「真相解明に責任を持たない斎藤知事では、今の県政に対する不信をただすことはできません。減給だけでことを済ますのは、もってのほかと言わざるを得ません」
批判が集まっていたのは、斎藤知事が提出した自らの給与を3割カットから5割カットに引き上げる条例案です。
発端は第三者委員会の調査で、知事の疑惑を告発した元県民局長の私的情報を元総務部長が漏洩したのは「知事らが指示した可能性が高い」と結論づけたことにあります。
斎藤知事は指示を否定する一方、「責任を取る」として、給与カット案を提出。
10日、議会の各会派から条例案への疑問の声が相次ぎました。
維新・門隆志県議
「何もわかっていない状態で、知事の処分と言われても判断しようがない」
公明・越田浩矢県議
「文書問題まだよくわからない、説明責任もしっかり果たしていないという認識でいるし、議員もそういう認識多い。ここ(管理者責任)だけ取り上げて処分するのは違和感がある」
そして迎えた採決の時…。
兵庫県議会・浜田知昭議長
「起立多数であります」
議会が選んだのは継続審査。採決の先送りです。しかし、今後新たな事実が出てくる見込みもなく、審議の見通しは立っていません。
採決の見送りを受け、斎藤知事は…。
兵庫県・斎藤元彦知事
「今回の条例による給与減額措置が、自分としての県保有情報が適切に管理できていなかったということに関する一つのけじめ、責任を受けて身の処し方として考えていますので、これでご理解いただきたい」
議会閉会後、立憲系のひょうご県民連合からは、辞職の申し入れ書が手渡されました。
ひょうご県民連合・上野英一議員
「県政を前に進めていくには、知事の辞職以外ないと考えていますので、ぜひともよろしくお考えいただくようお願いします」
兵庫県・斎藤元彦知事
「申し入れは重く受け止めますけども、しっかりと県政を前に進めることが私の責任の果たし方です。引き続き頑張っていきたい」
私的情報の漏洩に関して、10日に刑事告発された斎藤知事。兵庫県政をめぐる混乱が落ち着く日は来るのでしょうか。


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