2024/4/23 19:01

キリンビール「死亡事故」相次ぐ・・・「マジかよ」

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今月20日、キリンビールの取手工場(茨城県)で男性作業員がコーンスターチの貯蔵タンクの中で埋もれて死亡する事故が発生。同工場では昨年10月にも作業員の死亡事故が起きており、同社製造現場における安全対策に不備があるのではないかという見方も出ている。業界関係者の見解を交え背景を追ってみたい。

 今回の件で気になるのが、一般的に危険を伴う作業では2人以上で作業を行い見張り役をつけるが、報道を見る限り発見まで時間がかかっているようなので、作業時の人数・体制が適切であったのかという点。もう一つは、高所など危険な場所での作業時に不可欠な安全帯の装着などの安全対策を行っていたのかという点」(食品メーカー関係者)

 同工場では昨年10月にも作業員の死亡事故が起きている。倉庫の屋根に設置された太陽光パネルの定期点検をしていた作業員が、屋根の一部を踏み抜いて約8.8メートルの高さからアスファルトの地面に転落。安全帯は装着していたものの、一方の端を固定した場所につないでいなかったという。

 気になるのは同じ工場で短期間で2件の死亡事故が発生しているため、安全対策が適切であったのかという点だ。食品メーカー関係者はいう。

「昨年の事故は製造ライン外で起きたもので、かつキリンから委託を受けた外部の業者が起こしたものだが、今回の事故は広義の意味で製造ライン内で起きたものであるという点が大きく異なる。今回の事故で亡くなった作業員の方がキリンの従業員なのか外部の業者の方なのかはわからないが、製造につながるプロセスで死亡事故が起きたという意味は大きい。また、キリンビールほどの大企業で国内にいくつも製造拠点を持つ食品メーカーであっても、約半年で死亡事故が2件も起こるというのは多いという印象で、信用が揺るぎかねない事態といえる。大企業だけに安全対策のマニュアルはしっかり整備されていると考えられるが、現場レベルできちんと実践されていたのか、検証が待たれる」

 今回の事故の原因や安全対策面についてキリンホールディングスに聞いた。

――取手工場で発生した2件の事故の原因は。

キリンビール「(1)2024年4月の事故について
・現在、委託先の会社と共に現場検証含めて、警察・消防へ全面的に協力している状況のため、原因についての回答は差し控えさせて頂きます。
(2)2023年10月の事故について
 ・弊社取手工場内の商品を保管する倉庫の屋根に設置している太陽光パネルの点検時に、採光用の半透明屋根板を踏み抜いてしまったことによるものになります」

――上記2件の事故は安全対策の不備が原因なのか。

キリンビール「・お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に心からお悔やみを申し上げます。今回の事故につきましては、現在、委託先の会社と共に現場検証含めて、警察・消防へ全面的に協力している状況のため、回答は差し控えさせて頂きます。
・昨年の墜落災害を受けて、安全教育の強化や安全装置の着用など再発防止を図ってまいりました。また、全工場において墜落防止に向けた設備投資を行っています」

――貴社工場で1年間に発生する事故の件数は。

キリンビール「非開示とさせて頂きます」

詳しくはビジネスジャーナルをご覧ください。

キリンビール、揺らぐ信頼…約半年で2件の死亡事故、工場の安全対策に疑問も | ビジネスジャーナルキリンビール、揺らぐ信頼…約半年で2件の死亡事故、工場の安全対策に疑問も | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部