2024/4/25 14:40

楽天モバイル、スマホを乗っ取られる被害が相次ぐ…理由は「〇〇がないから」

スマホ

楽天モバイルの利用者において、SIMが悪意のある第三者に乗っ取られるという事象が相次いでいる。

スマートフォンの利用者は契約するキャリアから提供される、契約者情報などが保存されたSIMカードを端末に挿入し、通話やデータ通信などを利用する。

端末を交換する際には古い端末から新しい端末にSIMカードを差し替えて利用するが、楽天モバイルのeSIMはスマホに内蔵された本体一体型のSIMで、物理的なカードがないため差し替えの手間が不要で、紛失や破損の心配がない。

契約の申込みから本人確認(eKYC)、開通まで、また契約者情報の更新などもすべてオンラインで完結する点が特徴。

今回の詐欺はこの特徴を利用するもの。
フィッシングサイトなどなんらかの手段で利用者のIDとパスワードを盗み、別の端末にeSIMを適用させてネットバンキングサービスの二段階認証に利用することで不正送金などを行う。

乗っ取られた被害者は既存の使用中の端末を利用できなくなるほか、不正送金を行った疑いをかけられる恐れがある。

これが近年増加している『SIMスワップ詐欺』と呼ばれるものだ。
eSIMはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクも提供しており、どのキャリアの利用者でも被害に遭う可能性があるので注意が必要。

楽天モバイルは23日、事象発生を受け注意喚起のリリースを発表。

・同じパスワードを使いまわさず利用サービスごとに異なるパスワードを設定すること
・ログイン履歴の定期的なチェック
・メールアドレス以外を楽天のユーザIDとして使用すること

などを呼びかけている。

すでに身に覚えのないeSIM再発行が行われている場合は、すぐに公式サイトを確認し対応を進めていただきたい。

以上、Business Journalからお届けしました。

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編集者:いまトピ編集部