「座って接客」に賛否…「今までが丁寧すぎた」「仕事中に休憩はおかしい」
スーパーマーケットを関東に展開する、株式会社ベルク。
2024年5月現在、ベルクの「ある取り組み」が、ネットを中心に話題となっています。
その取り組みとは、『レジ専用椅子の設置』。
つまり、従業員が「椅子に座って働く」いうことです。
ベルクによると、現在以下の3店舗で設置されているそう。
・埼玉県鶴ヶ島市『ベルクすねおり店』
・千葉県習志野市の『ベルクフォルテ津田沼店』
・群馬県吾妻郡の『ベルク中之条店』(4月17日にオープン)
今回の取り組みを始めたきっかけは、コロナ禍で働く人の価値観が大きく変化していく中、当然のように行っていた「立ってレジを打つ」という業務に、ベルクの社員が違和感を覚えたからだそう。
チェッカー部のマネージャーはこのようにコメントしています。
「オランダやイギリス、韓国などの諸外国においては『座ってレジを打つ』ということが『当たり前』かつ、お客様もそれを受け入れています。
ベルクでは『レジ業務は立ち仕事』という固定観念を壊しつつ、座ってレジを打つことによってレジ担当者の身体的・心理的負担が軽減され、笑顔あるよりよい接客に繋がることを期待しております」
実際に座ってレジを打ったベルクの従業員からは、
「腰痛を患っているので、少し楽になった」
「手隙の際に座ることができていい」
「お客様から『座れるようになってよかったね』とお声がけされた」
などの声が。
ネットでは、
・大賛成。今まで客が店員に求めていた『当たり前』の接客が丁寧すぎた。
・全国の接客業に広まってほしい。
・海外では普通だし、日本も昔は普通に座って接客していた。
・サボりたい学生が考えそうなこと。仕事中に休憩はおかしい!
・座るのはいいけれど、カゴとかを動かすのが遅くならない?効率が悪いなら立っていたほうがいい。
・その店員の態度次第かな。
と、賛否両論といったところ。
現在、『ドン・キホーテ』でも、一部店舗で座りながらのレジ打ちが試験導入されています。
「立って接客するべき」という考え方が、客側にも従業員側にも染みついている日本。
一律に「立つべき」「座るべき」ではなく、お店や従業員ごとに『座って接客』も選択肢として当たり前になっていけば、多種多様な人たちが活躍できる社会になっていけるのではないでしょうか。
詳細は、grape [グレイプ]をご覧ください。
編集者:いまトピ編集部