2024/6/18 08:59

お釣りで渡された奇妙な100円…50年前の転売ヤー大興奮「レア物と判明」

百円

キャッシュレスが進んだ現代でも、硬貨各種は我々にとって身近な存在。しかし以前ネット上では、釣り銭として返って来た「奇妙な百円玉」に、驚きの声が上がっていました。

■このお釣り、何かがおかしい…?
注目を集めたのは、Xユーザー・和歌山の旅人ハヤタさんが投稿したポスト。「松屋のお釣りで出てきたんやけど、何やこれ?」と綴られたポストには、銀色ボディでお馴染み、百円玉の画像が添えられていた。

…しかしこの硬貨、大きく「100」と記されてはいるものの、どうも我々の見慣れた百円玉とは異なるデザインをしているような気が…。

■「普通に使えるのか」と驚きの声
思わず、夏休み明けのノリで「雰囲気変わったねって言われない?」と尋ねたくなってしまう風貌の百円玉は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿からわずか数日で3,500件以上ものリポストを記録。

Xユーザーからは「一瞬、韓国のウォンかと思った」「これ、レアなやつでは?」「今でも普通に使えるのか…」などと驚く声が多数寄せられていた。

ポスト投稿主・ハヤタさんに入手の経緯を尋ねたところ、「仕事終わりに立ち寄った松屋のお釣りとして出てきました」との回答が。

そこで編集部では話題の百円玉の詳細をめぐり、国内の硬貨を製造する「造幣局」に詳しい話を聞いてみることに。その結果、舞台裏が明らかになったのだ。

話題になったこの百円玉は、ズバリ「沖縄国際海洋博覧会記念100円白銅貨幣」なる記念貨幣。1975年(昭和50年)に発行されたもので、素材・量目・直径などは、現在流通している通常の百円玉と同様だという。

同貨幣の製造について、造幣局 担当者は「1975年7月20日から翌年1月18日までの半年間に渡り、沖縄県国頭郡本部町において『沖縄国際海洋博覧会』が開催されることになりました」と説明する。

同博覧会は国際博覧会条約に基づく博覧会であると同時に、沖縄の本土復帰の記念や、同県の広域開発に資することを目的とした国家的事業でもあり、政府は各般の支援と協力を行った。

この一環で開催決定と前後し、記念貨幣発行の機運が高まると共に、沖縄や沖縄国際海洋博覧会協会からも発行の要望が寄せられたのだ。

製造・発行まで順調に思われた記念貨幣だが、令和に生きる我々もその名前を知っている「世界的な混乱」が同貨幣の製造に大きな影響を与えることに…。

しらべぇが伝えています。

お釣りで渡された奇妙な100円、偽金と思いきや… 50年前の転売ヤー大興奮なレア物と判明 – Sirabeeお釣りで渡された奇妙な100円、偽金と思いきや… 50年前の転売ヤー大興奮なレア物と判明 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部