「素面」の本当の読み方知ってる?「すっぴん」じゃないよ…
日常的に見聞きする言葉でも漢字にすると意外と読めないことも…。お酒の席でよく耳にする「素面」。あなたは正しく読むことができますか?
■「素面」って何と読む?
全国の10代~60代の男女631名を対象に「素面」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「すっぴん」と読むと答えた人が全体で25.7%。続いて、「すがお」と読むと思うと回答した人が14.6%でした。
ちなみに「すっぴん」を漢字で表すと「素っぴん」、「すがお」を漢字で表すと「素顔」です。落ち着いて考えると、読むことができる人が多いのではないでしょうか。
■正しくは「しらふ」
なお、「素面」の正しい読みかたは「しらふ」。編集部の調査では全体で59.6%の人が正しい読みかたを回答していました。また、「しらふ」は漢字で「白面」と書くことも。
■「すめん」「すめ」という読みかたも
また、「素面」という漢字には、「すめん」「すめ」という読みかたもあり、これらの場合は、「しらふ」とは異なる意味も含まれています。
〈すめん〉
①剣道や能で、面をつけていないこと。
②酒に酔っていない顔。また、酒に酔っていないこと。しらふ。
③化粧していない顔。すがお。
例:素面自然の美男にして〈浮・男色大鑑・二〉
〈すめ〉
①酒気を帯びていないこと。しらふ。
例:素面では内へ這入れぬから、一と口やって帰って来たが〈伎・月梅薫朧夜〉
②何事もないこと。無事。
例:かねての方便(てだて)も手ごはき親仁め、中々素面では行くまい〈浄・彦山権現〉
読めなかった人は、語源も一緒に覚えておきましょう!
しらべぇが伝えています。
編集者:いまトピ編集部