家に「収納」があるほど「危険」な理由

8日放送の『あさイチ』(NHK)では、住宅の耐震化について特集。
その際、耐震性に関わる“意外な事実”に、ゲストも驚きの声をあげた。
建築基準法に定められた木造住宅の「耐震基準」。
1981年に新耐震基準となったが、1995年の阪神・淡路大震災を機に、2000年にさらに見直された新しい基準となっている。
この日の番組では、自宅の耐震診断を受ける人に密着。
地震への強さには部屋の壁も重要となるが、壁の強さは窓や扉の大きさ、位置で変わってくるという。
部屋に開口部があると、その分の壁がなくなるため、弱くなってしまう。
大きな掃き出し窓、そして大容量の収納部分も「壁がない」と診断されてしまったのだ。
また、地震に耐えうるには壁の厚みが10.5センチ必要だが、例えば引き込み戸を収納する部分はその分壁が薄くなるため、壁としての役割が果たせないことも指摘。
VTRを見た出演者からは驚きの声が。
「窓が大きければ大きいほど日も入るしいいなと思っていたけれど、それが耐震になると違うっていう…。便利なのになって思うところが、耐震になると心配になる部分が…」
「収納スペースがあればあるほど、『ここは壁じゃない』みたいに…」
「衝撃でしたよね」
耐震診断を取材したアナウンサーは、
「診断中もずっと話になっていたんですけど、便利なのと、おしゃれなのと、地震に強いっていうのはまた違うっていう。構造計算上どうやっていくかというせめぎ合い」
と説明。
「高いお金を出して家を買って、耐震診断を受けたときにボロクソ言われたときのショックの度合いもある。でもやっておかないと怖いですよね…」
あなたの家は大丈夫?
以上、Sirabeeからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部