2024/7/24 14:17
旧ビッグモーター、補償ほぼ手つかずで「打ち切り」
旧ビッグモーターの存続会社で主に不正請求問題の補償業務などを引き継いだBALM(バーム)は22日、保険金の水増し請求に関する全件調査を打ち切ると発表。
6万件以上とされる不正請求事案について、バームと損害保険会社の間で不正請求の精算が完了したのは、わずか約1700件。
全体のわずか2.6%にとどまっている(22日付「朝日新聞」記事より)。
バーム側の対応の遅れにより不正請求の精算は進まず、ほぼ手つかずといっていい状況での全件調査打ち切りの発表。
このバームの決断には批判が広まっている。
「バームは人的リソースなどの都合で、損保会社が不正があったと認定した事案をすべて個別に精査して補償すべき金額を算出することは“やりたくない”と判断したということ」(大手損保会社社員)
ビッグモーターの不正をめぐっては、損保ジャパンの関与も焦点となった。
「損保会社のなかでも損保ジャパンとそれ以外の会社では事情が違ってくる。損保ジャパンはビッグモーターの被害者というよりは、不正の協力者という色合いが濃く、裁判所の調停で補償についてどのような決着となるのかが注目される」(同)
その他詳細は、Business Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部