2024/8/7 14:52

セブン、「低価格路線」に転換か…「庶民に届く商品も必要」

セブン

セブン-イレブンが「おにぎり」の一部商品を実質約3割値下げし、300円台の弁当類を発売するなどして低価格路線に踏み切ったのではないかと注目されている。

セブンの主力商品である「おにぎり」。
オーソドックスな具材で購入層も広い「紅しゃけ」は税抜き価格で110~120円台ほどだった時代の印象のままの人も多いのではないだろうか。
現在では175円、税込みだと189円にまで値上がりしている。

「紅しゃけ」に限らず他の「おにぎり」も高価格なものが目立つ。

・「大きなおむすび厚切り豚ロースの生姜焼きマヨ」270円(税込)
・「大きなおむすび 鳥めし」は264.60円
・「丸ごと半熟煮玉子おむすび」は280.80円
・「大きなおむすび すじこ醤油漬け(鮭まぶし飯)」356.40円
・「山賊むすび」は340.20円

そんなセブンの「おにぎり」にまつわる変化が注目されたのが先月7月。
従来からある「味付海苔 炭火焼熟成紅しゃけ」(税込189円)の販売を継続する一方、「手巻おにぎり しゃけ」(138.24円)を発売。
税抜価格は128円で120円台に抑えた。

このほか、「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」を138.24円で発売したが、従来151.20円で販売していた同名商品からの切り替えとなるため、事実上の値下げとなる。

コンビニチェーン関係者は語る。

「これまでセブンは高クオリティ路線を貫き、それでも業績は好調だったが、最近では売上に減速が見え始め、ついに6月の売上・客数・客単価がそろって前年同月比マイナスに陥った」

「一方で競合するファミリーマートとローソンの既存店売上は好調であり、セブンとしては戦略を大きく見直し、割高かつ高クオリティの商品を残しつつ、庶民に届く商品も揃える必要があると判断したのだろう」

「ファミリーマートの総菜類やPB(プライベートブランド)のスイーツは“量の多さ”に定評があり、庶民向けという点ではコンビニチェーンのなかでは一歩リードしている印象。ローソンは特にPBのスイーツ類で常に人気店とのコラボ商品を揃えたりとスイーツに力を入れるなど、各チェーンによって戦略に特徴がある」

その他詳細は、Business Journalをご覧ください。

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編集者:いまトピ編集部