「NISAやって後悔」の人、続出
政府が普及に力を入れている新NISA(少額投資非課税制度)制度。
1月からスタートしたことを契機に、投資信託や株式などへの投資を始めたという人も多いのではないだろうか。
今月に入り日経平均株価の大幅下落や円高進行による外貨建て投資信託の値減りが起こり、証券会社には損切りすべきかどうかや運用内容の変更に関する問い合わせが多数寄せられているという。
SNS上にも
<NISAなんてやるんじゃなかった>
<政府が減税とかいいながらごり押ししてくることはすべて疑え>
<めっちゃ手震えてる>
<情弱だから岸田さんに騙された>
<積み立て解約した>
<何年も含み損のストレスに耐えられない>
<マスコミが投資煽りしてる時は買っちゃだめ>
<政府がゴリ押しするものにはもれなく罠がついてくる>
<一回損切りしてから機を見て入り直す>
といった声が上がり、X(旧Twitter)でも「新NISA」というキーワードがトレンド入り。
NISA口座を保有している人は、何か手を打ったほうがよいのだろうか。
メガバンク系ファンドマネージャーはいう。
「誤解されがちですが、つみたて投資枠で長期保有したとしても元本割れリスクはゼロではありません。ですが、オルカンかつ長期保有であれば、かなりリスクが低いと考えてよいとは思います」
「大半の一般の人は本業が忙しく常時株価の動きをチェックして売買することはできないし、プロ投資家と肩を並べるほどの情報を得ることは困難なので、下手に個別株に手を出すのはリスクが高いです。歴史を振り変えると、ブラックマンデーや世界同時多発テロ、リーマンショック、そしてコロナ禍の際には株価が大きく下落しましたが、長期トレンド的にはその後は株価は持ち直して危機前を上回っています」
「あまり短期的な株価の上下に一喜一憂する必要はなく、数カ月に1回、もしくは年に1回でもよいので自身の保有資産の上下をチェックして、不安があれば信頼できる専門家に相談してみるというかたちでよいでしょう」
以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部