2024/8/23 13:09

『となりのトトロ』トトロの正体よりヤバい「サツキのお弁当」の正体・・・マジかよ

びっくり

サツキが作っていたお弁当。大人になってから見返すと、驚くと同時に様々な思いがこみ上げてきます。

1988年に劇場公開された『となりのトトロ』は、昭和20年代後半~30年代初め頃が舞台。

入院中のお母さんに代わり、サツキが朝早くから家族3人分の朝食とお弁当をテキパキと作る場面は驚かされます。

そんなサツキのお弁当に入っている「ピンク色のアレは何なのか?」という声をチラホラ見かけますが、あれは「桜でんぶ」。

ちらし寿司などで見かける桜でんぶは、タラなどの白身魚で作る佃煮の一種で、とてつもなく手間のかかる料理なんです!

まず、鍋にタラがかぶるくらいの水と塩少々を入れ、沸騰したら数分茹でて、冷水にとって洗います。
そうしたら、皮と骨を全て取り除いて身を細かくほぐし……
キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。

そして、あの鮮やかなピンク色は「食紅」。少量の水に混ぜて使います。
フライパンや鍋に、ほぐしたタラと水に混ぜた食紅、砂糖、みりん、酒、塩を加えて、菜箸やヘラなどで空気を含ませるように混ぜながら炒るのですが……これが本当に大変。

油断すると焦げるし、しっかり混ぜ合わせないと色ムラが…。ふわっふわの仕上がりをイメージしながら集中して桜でんぶと向き合う時間が続きます。

市販品のように細かくふわふわに仕上げるには、すり鉢やフードプロセッサーを使うレシピもありますが、手でほぐしただけなのでかなり粗い…。こんなに手間のかかる料理を、小学6年生のサツキが手作りしていたら、脱帽です。

サツキのお弁当は、お弁当全体にふっくらとごはんが敷き詰められていて、そこに梅干し、めざし(写真はいわしの丸干しで代用。大きすぎました…)、うぐいす豆、桜でんぶをかければできあがり。

まだ小学生ながら、朝からこんなお弁当を作ってしまうサツキ。そんな彼女に対する、お母さんの気持ちが表現されているシーンがあります。それは、お父さんとメイと3人でお見舞いに行ったとき、お母さんが妹のメイより先に、サツキの髪をとかしてあげるところ。

以前、 『金曜ロードショー』の公式Xは「おかあさんがサツキの髪の毛をとかしてあげるのには、無邪気に母に甘えられるメイと違い、すでにその年代を過ぎてしまったサツキを甘えさせてあげようという母の優しさがこめられています」と解説し、多くの反響を呼びました。

23日の放送でも、改めて注目してみてくださいね。

以上、sirabeeから紹介しました。

『となりのトトロ』サツキのお弁当“ピンクのアレ”の正体 小学生が手作りしてたらスゴすぎ – Sirabee『となりのトトロ』サツキのお弁当“ピンクのアレ”の正体 小学生が手作りしてたらスゴすぎ – Sirabee

編集者:いまトピ編集部