プリングルズ、開き直る
Amazonポテトチップスの代名詞的存在の「プリングルズ」。
内容量は変わらず容器がコンパクトになったのだが…消費者からは怒りの声が上がっている。
プリングルズについては今年4月、蓋を開けて
「1枚も食べていないのに指が届かない」
と嘆く声がXに投稿されると、その投稿の表示回数は900万回超え。
「そんなに中身減ったの?」
「測ってみたら上部8cmほど空白だった」
と驚きの声溢れていた。
そこで、Business Journal編集部が日本ケロッグの広報部に問い合わせてみると、
「2022年9月に現在の内容量(ロング缶105g、ショート缶53g)に改定され、それ以降は変わっていない。しかもその際、内容量の変更に合わせて容器もサイズが縮小している」
と説明していた。
だが9月2日分から値上げとともにパッケージが変更。
一部の新パッケージには、「コンパクトになって内容量そのまま」と記載している。
価格はオープン価格だが、想定改定率は15%前後だという。
値上げの理由について、「近年の原材料価格の大幅な上昇、資材費やエネルギーコストなどの高騰」、パッケージを小さくしたことにより、「持ち運びやすさの向上、包材使用量の削減に加え、缶の中の空間が減らすことでチップスの欠損の軽減を図る」としている。
SNS上では、
「こいつしれっと開き直ったぞ」
「とうとう内容量減らしたならせめて入れ物も小さくしろよっていうユーザーの声に応えたかぁ」
「むしろそれが正しい大きさ 下手な内容量詐欺すんな」
と、批判的な声が多い。
批判の理由は、従前のパッケージが内容量に対して大きすぎ、「空間を売っている」「パッケージ詐欺」と言われてきたことが背景にある。
内容量を変えずに容器を小さくできるということは、裏を返せば今までは内容量に見合わない大きさだったことを認めているに等しいのだ…。
今回新しくなったプリングルズを購入し、これまで同じサイズだったヤマザキビスケット「チップスター」と並べてみると、かなり小さくなったことがわかる。
ちなみに、どちらも内容量は「105g」となっている。
ところが、意外にも量ってみると「114g」入っていた。
かつては子どもが気軽に食べられるおやつだったポテトチップス。
原材料の高騰などで、今や大人の贅沢なおやつになりつつある。
今後、ポテトチップスはさらなる高級化の道をたどっていくのだろうか。
以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部