ミスド「もう何屋さんか分からなくなる」10月2日から
業界1位のドーナツチェーンである「ミスタードーナツ」が、商品ラインアップとしてドーナツを含まない「台湾ゴハン祭り」を10月2日から展開すると発表。
これを受け一部ネット上では「もう何屋さんか分からなくなる」「ミスドで普通の飯食べようとなる?」「ミスドの飲茶割と美味い」などと話題を呼んでいる。
近年、ミスタードーナツが力を入れているのがドーナツ以外の食事メニューであり、「ミスドゴハン」にカテゴリーされるメニュー数は約20にも上る。非ドーナツのメニュー数はドーナツのそれに迫る多さとなるため、「脱ドーナツ」の路線を強めるのではないか、という見方も出ているが、外食チェーン関係者は言う。
「ミスドはずっと以前からドーナツ以外のメニューを扱っており、頻繁に新商品を投入していることを見る限り、ゴハン系メニューは一定の売上をあげていると考えられます。」
ミスタードーナツを運営するダスキンによれば、飲茶の売上は2023年実績で約600万食にも上る。
「背景には、2014年にセブン-イレブンがレジ横でのドーナツ販売を本格的に開始したことを契機にコンビニ各社がドーナツに力を入れ始めたことがあると考えられます。結果的にセブンは17年にレジ横でのドーナツ販売をやめましたが、その間にミスドの業績は悪化し、ミスドは16~20年に店舗数を200近く減らし経営効率化を図ったり、コラボ企画をはじめユニークな期間限定商品を頻繁に投入するなど、さまざまな取り組みを行い、そうした改革の一つとしてゴハン系メニューの拡充も行われました。結果的にこうした施策が功を奏し、ここ数年の好調につながっています」
以上、ビジネスジャーナルよりお伝えしました。
編集者:いまトピ編集部