シャトレーゼ激怒「お断りさせていただきます」→専門家「なぜ騒いでるかわからない」「それほど怒らなくてもよい」
国内外に合計約1000店舗を展開する菓子製造・販売の人気チェーン「シャトレーゼ」が怒っている。
京都・嵐山にある、外国人観光客などに人気の「京都で最も美しいカフェ」を標榜するカフェが、シャトレーゼのケーキを無断で自店舗のメニューとしてお客に提供していたのだ。
シャトレーゼは公式サイト上で転売・再販売・営利を目的としての購入について「お断りさせていただきます」と記載しているが、外食チェーン関係者は言う。
「モラルの問題も出てくるでしょうが、個人経営の飲食店が小売店などで買ってきたものを提供することは広く行われており、製造元の同意の有無という違いこそあれ、それと今回のケースがどう違うのかという話になってきます」
また別の関係者は「今回の事例はチェーンではなく個人経営のカフェなので、それほど目くじら立てて怒らなくてもよいのではとも感じますが、もし看過して同じような行為をする店舗が増えるといろいろと問題も出てくるでしょうから、シャトレーゼとしては毅然とした対処をせざるを得ないという事情もあるでしょう」とも。
そして山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士は「なぜ、シャトレーゼが騒いでいるのかわかりません。例えば、ケーキの包装からシャトレーゼのロゴや文字を消して販売したり、ケーキを包装し直してロゴをつけて販売したり、確かにシャトレーゼのケーキだけと勝手に『シャトレーゼ』と書いて販売したりすると、商標法違反になります。こういったように包装を加工したり、ロゴや文字をいじっていない限り、知的財産の問題は生じないので、問題ないと考えます」と見解を示している。
専門家によると「実は法律的には問題ない」ことだとビジネスジャーナルは伝えている。
編集者:いまトピ編集部