2024/10/7 16:14
始球式で「空振り」する理由・・・
始球式でのお約束、それは「空振り」。
始球式で打者が空振りする理由、知ってますか?
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で15.9%の人が「野球の始球式で、打者が空振りする理由を知っている」と回答。
最も古い始球式の記録は1892年のアメリカ。
アメリカではしばらくの間、観客席からボールを投げ入れるという始球式が行われていたようだ。
では、バッターが打席に立つようになったのはいつ頃からなのだろうか。
実は現在のような始球式の形式は日本が発祥のようだ。
早稲田大学野球部がアメリカ遠征を行い、本場の野球を学んでくるなかで始球式というイベントがあることを知り、1908年にアメリカの選抜チーム「リーチ・オール・アメリカンズ」が来日して日本チームと対戦した際に記念として始球式を行うこととなる。
その記念すべき始球式にふさわしい人物として選ばれたのは、早稲田大学創設者の大隈重信。
大隈のボールはキャッチャーに届くことなく大きく逸れたというが、内閣総理大臣も務めた重鎮である大隈に恥はかかせられぬと、早稲田大学野球部首相で1番打者の山脇さんは意図的に空振りしたのだそう。
始球式を務めるゲストに恥をかかせないように打者は打たずに空振りをするようになったというのが、現在に受け継がれている始球式での暗黙の了解のようだ。
そうはいうものの、大隈ほどの人物を眼の前にしてその投球を打ち返せるほどの肝の座った人物は居なかったのではないだろうか…。
以上、Sirabeeからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部