2024/10/18 15:19

「真空断熱」は本当に「真空」なのか→約5割が「盛ってる」

タイガー魔法瓶 真空断熱Amazon

「真空断熱ってよく聞くけど、本当に『真空』なの?」

タイガー魔法瓶が世界に誇る「真空断熱ボトル」。
今回は全国の10~60代の男女718名を対象としたアンケート調査にて、「真空断熱ボトル」の内部で「本当に真空状態ができていると思う」かを、尋ねてみることに。

その結果、全体の53.6%が「思う」と回答。つまり、4割弱は「(真空状態が)できていると思わない」と感じていることが明らかになったのだ。

「真空」と聞くと、真っ先に宇宙を連想する人が多いだろう。

確かに、宇宙の広大さを思い浮かべた後で、真空断熱ボトルの携帯に便利なサイズを見ると、「この中に宇宙が…?」と、思わず戸惑ってしまう。

そこで、タイガー魔法瓶に詳しい話を聞いてみた。

「熱の移動には『熱伝導(物質を伝わって熱が移動)』『対流(対流現象によって熱が移動)』『輻射熱(電磁波によって熱が移動)』の3種類がございます」

「真空断熱ボトルでは、内筒と外筒の間を真空にすることで、熱を伝える空気の分子をほとんど0にし、熱の移動を防ぎます。また、真空を通しても熱エネルギーが伝わる輻射(放射)に関しては、真空層に銀メッキや金属箔を挟み込むことで、熱放射を反射させて熱を内部に保つようにしています」

約500℃、10⁻⁴Pa(パスカル:圧力)の高真空炉内(連続真空装置)に多数の魔法瓶を入れ、真空排気を行いながら、ろう材を溶かして排気口を完全密封。

そして「真空ろう付け方式」により、宇宙空間との境目にあたる地上高度約90〜250km相当の『高真空(10⁻³Pa)』を実現している。

なんだか難しいが、つまり、同製品の内部では実際に「宇宙に近い真空度」が生まれているのだ!

そんなタイガー魔法瓶の真空断熱技術、実は宇宙でも大活躍しているというから驚きである。

2018年11月11日、国際宇宙ステーション(ISS)から、物資を運ぶ⼩型回収カプセルが地球に帰還。

この宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した⼩型回収カプセル内の「真空二重断熱容器」の開発を担当したのが、何を隠そう、我らがタイガー魔法瓶。

タイガー魔法瓶の「真空断熱」、スケールがあまりに大きすぎた…。

以上、Sirabeeからお届けしました。

タイガーの真空断熱ボトル、5割弱が名前を「盛ってる」と思っていたが… その性能が化け物すぎると判明 – Sirabeeタイガーの真空断熱ボトル、5割弱が名前を「盛ってる」と思っていたが… その性能が化け物すぎると判明 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部