マック「店員がムカつく注文」は「ポテトのカスタム」
少し前、大手ハンバーガーチェーン「マクドナルド」の店員とみられる人がインターネット上に「店員がムカつく注文5選」という内容を投稿し、一部で話題を呼んでいる。
その内容はというと…
「5位:朝にトマトトッピング」
「4位:大量オーダー」
「3位:朝メニュー終わるちょっと前にウーバーとか頼む」
「2位:お肉のシーズニングカット」
「1位:ポテト(塩抜き)のオーダー」
マクドナルドは店舗数ベースでは圧倒的なハンバーガーチェーン業界1位であり、国内外食チェーンとしても1位だ。
元マクドナルド店員は語る。
「厨房のオペレーションや体制は店舗によって異なるようです。私がいた店舗の厨房は、バンズを焼いてソースを塗るまでの係、バンズにパティや具材を挟んでラッピングするまでの係、パティを焼いたり具材を用意して補充する係に分かれていました」
「店長が全体をみながら、『そろそろパティのストックが切れるから50個焼いておこうね』などと指示していきます」
「『マックフライポテト』はカウンター係が揚げて補充していました。イメージとしては工場のベルトコンベヤーのような感じで、どこかの係で作業が滞ると全体に影響が出ます。係ごとに分担が分かれていますが、誰かが忙しいと他の人がその人の担当分までやったりと柔軟に対応して、お互いにサポートし合っていました」
前述の店員が嫌がる注文として挙げられた内容は、実際に店員にとっては避けたいものなのか。
「朝の時間帯にトマトのトッピングの注文が入るというのは、確かに朝マックのメニューにはトマトそのものを使うメニューはなかったはずなので、トマトは朝マックが終わるタイミングに合わせてカットして用意する店舗にとっては、少し手間かもしれません」
「1度に大量にオーダーが入るというのは、先ほども言いましたように、各具材は時間帯などによって『少し混みそうだからパティは●個焼いておこう』などと注文数を予測してストックを用意するので、慌てて追加で具材を調理したりと慌ただしくなってしまうかもしれません」
「パティのシーズニングカットを頼むお客さんはたまにいますが、パティは事前に塩胡椒をかけて焼いてストックしておくので、何もかけないものを別で焼く必要があり、時間がかかる可能性があります。ポテトの塩抜きの注文もたまに入りますが、これも同様に別で揚げて塩抜きを用意する必要があるので手間です」
「ただ、時間がかかってもいいから揚げたてを欲しいというオーダーは珍しくないので、店員も慣れてはいます。このほか、知らない人も多いようなのですが、一部ハンバーガーのピクルスとオニオンは無料で増量可能ですし、トマトなどは追加料金を払えばトッピング追加が可能なので、注文の際に言ってもらっても全然かまわないと思います」
「イレギュラー的な注文が入ると、従業員が慌てたり『大変だなあ』と感じることはあるかもしれませんが、よほどのことでない限りはムカつくということはないので、お客さん側もそこまで意識する必要はないでしょう」
以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部