ゆうちょATM「不親切設計」預け入れボタンが消えて「入金断念」→局員に笑われるも「事実」
「ゆうちょ銀行のATMで口座に預け入れをしようとしたら、『預け入れ』のボタンが表示されず、断念せざるを得なかった」
そんな投稿がSNS上で話題になっている。
<あの、フォロワ様には常識かもしれませんけど、私、脳の障害かと半ば本気で思ったことが判明したので、こっそりお伝えさせていただきますね。 数ヶ月前、大型スーパーのATMコーナーでゆうちょの操作をしようとしたら、 画面が見慣れぬものに変わってて、「預け入れ」 表示がないんですよ。>
<で、あれ?と思ってあちこち触ってみても、もちろん預け入れ操作はできず、でもATMはトラブル表示がなくて。先月までは普通に操作できたのに?すぐスマホで検索したけど解決方法も分からなくて、その日は預け入れできなかったんです。>
<後日、郵便局のATMで操作をしたとき、気になったから局員さんに尋ねてみたんです。表示変わりましたか?預け入れができなくて… もちろん局員さんも大型スーパー使ってるから話も通じて、これこれで預け入れ表示がなくてと事情を説明したら、そんなことありえません!って笑われて。>
つまり、郵便局員も把握していない事態が発生したといえる。
だが、この投稿主はインターネットで検索したところ、自分が見たものと同じ画像が見つかったという。
この現象は一体、どういうことなのか。
Business Journal編集部は、ゆうちょ銀行の広報担当に聞いてみた。
――ゆうちょ銀行のATMで、「預け入れ」表示が出ないことがあると話題になっていますが、事実でしょうか。
「確かに、ATMの機械に受け入れられる札の容量がいっぱいになるなど、受け入れることができない状況になると、『預け入れ』の表示が出なくなります」
――たとえば「ただいま預け入れができません」など、利用者に案内を出すことなく、単に表示が出なくなるという仕様なわけですね。
「そうですね。一部の機械ではなく、ゆうちょ銀行のATM全体の仕様となっています」
――利用者に対して不親切な気もしますが、改修されることはないのでしょうか。
「そのようなお声があるということは真摯に受け止め、社内で共有させていただきますが、今のところ改修等の予定はございません」
ちなみに、ATMの中の札が不足している状況では「引き出し」のボタンは表示が消えることはなく、出金額を入力する段階で数字を押せなくなる、と報告されており、この場合も特に利用者への案内などはないようだ。
ちなみに、Business Journal編集部が調べたところ、銀行ごとにATMの仕様は異なるようだ。
みずほ銀行でも、機械内の札が一定量を超えると、「預け入れ」の表示は出なくなるという。
あるUXデザイナーは語る。
「ユーザーインターフェイス(UI)のデザインが非常に悪いですね。ユーザーの使い勝手や利便性を考慮していないデザインです」
「デザイナーはユーザーの利用場面を想定して、見た瞬間に理解できる画面をデザインします。しかし、ゆうちょのATM画面ではユーザーが困惑する状況を生み出してしまっており、好ましいデザインとはいえません」
いまやATMは、若者から高齢者まで幅広く利用するもの。
操作しやすいデザイン、見ただけでわかりやすい画面にしてもらいたいところである。
以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部