2024/11/12 13:40
『CASIO』の由来は創業者の名字→「KではなくC」のロマンチックな理由
Amazon「スズキ」や「本田技研工業」など、創業者の名字を名前に冠した企業は少なくない。
実は「CASIO」もそのひとつだったのをご存知だろうか。
Sirabee編集部では以前、全国の10〜60代の男女718名を対象としたアンケートにて「カシオ計算機」の社名に関する調査を実施。
その結果、全体の43%がカシオの社名の由来は「創業者の名字だと思う」と回答していた。
前出の鈴木や本田と比べると、「カシオ」という名字はなかなかにレア。
「創業家の樫尾一族の名字に由来しています」
カシオ計算機の担当者が語るように、カシオの社名は「樫尾」という名字が由来となっていたのだ。
同じ名字の知人がいないと、即座にこの漢字を思い浮かべるのはなかなか難しいだろう。
しかしここで疑問がもうひとつ。
なぜ「KASIO」や「KASHIO」のようにKではなく、Cを使用した「CASIO」という英語表記を採用しているのだろうか?
カシオ担当者は「世界市場への進出を意識していたからです」と前置きし、
「誰もが知っている星座の「カシオペア」(Cassiopeia)を想起させるこの表記は、計算機という最先端製品のイメージにも最適だと考えました」
と、命名の経緯を説明してくれた。
創業者の名字を由来としつつ、ロマンチックで意外なダブルミーニングが込められた、なんとも粋な企業名である。
以上、Sirabeeからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部