西友「台湾米」日本米より2割も低価格…入荷して即売り切れ「正直良い」
大手スーパーの西友で台湾米が発売された。米不足を背景に今夏、米価が大幅に値上がりし、新米が流通し始めてからも高止まりしたままだ。そこで、西友は国産米より安価な台湾米の販売を始めたわけだが、実際に台湾米はおいしいのか。米の専門家に話を聞いた。
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「台湾の米は、日本統治時代に日本から台湾に持ち込まれたジャポニカ米で、その後品種改良されたものもありますが、基本的に日本の米と似ています。そのため、タイ米のように、あまり口に合わないと拒絶するような状況にはならないと思います。ただ、ややねっとり感や粘り気が国産米に比べて弱いので、ねっとりした米が好きな方は、ごく少量のモチ米を足して炊くといいかもしれません。さらに古米は、国産米よりもパサつきやすい印象です。保存状態によっては味が大きく落ちるので、その場合は炒飯などの調理に使うことをお勧めします」
前出のお米マイスターによると、台湾米を目にする機会はあまりなかったかもしれないが、実は米粉やビーフンなどに形を変え、台湾米は国内でも流通しているという。台湾米を使った酒はファンも多く、高値で売られている。
西友以外では取り扱っている店は多くなく、西友も関東圏の店舗でしか販売していないため、購入できる方は限られるが、興味のある方は一度食べてみるといいかもしれない。発売から約1週間たつが、売れ行きはどうなのか。
西友のある店舗をのぞいてみると、台湾米は売り切れていた。店員に話を聞いたところ、「安いこともあってか、入荷してすぐに売り切れました。再入荷した後もすぐに売り切れるので、お客様には評価されているのだと思います」と語る。台湾米を一度食べたお客が、リピート買いするようになれば、西友は継続的に仕入れ、さらには全国展開する可能性もある。
また、消費者のニーズが高まれば、西友以外の小売店でも台湾米を取り扱うケースも考えられる。国内の慢性的な米不足を解消するきっかけになるのか、注目される。
以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部