深夜3時「富山駅で放り出されて野宿」
今月26日に石川県で発生した地震の影響で北陸新幹線(JR西日本)が一時、運転を見合わせ、約4時間の遅れが発生。
一部の列車が27日午前3時頃に富山駅に到着したのだが…。
「深夜3時に富山駅で放り出されました」
というX上の乗客のポストが注目を集めている。
この列車に乗っていたとみられる乗客のX上へのポストによれば、乗客は富山駅で列車から降ろされて新幹線乗り場からも退場させられ、滑川や魚津へ自費でタクシーで帰る人もいたが、この投稿者は学生のため駅で野宿することになったという。
停車する列車内に朝まで滞在することを許可する、いわゆる「列車ホテル」のような対応は行われず、駅員からは料金の払い戻しはするものの即日の払い戻しはしないと説明。
東京に帰るため払い戻しを受けられない可能性があると訴えたが聞き入れられなかったという。
<JR西日本側は駅からも出したがってましたが、警備員と乗客vs駅員で揉めて残してもらいました>
<富山駅は在来線と新幹線の間に屋根がないので、建屋内でも、外にいるの同然でした>
鉄道会社社員は語る。
「対応は鉄道会社によるでしょうし、同じ鉄道会社でもそのときの状況によって対応が異なることもあると思います」
「ベターな対応として考えられるのは、車両を朝まで乗客に開放して温かい車内で寝られるようにしたり、暖房が効いた待合所などを待機場として利用させることですが、そのような対応を取れない事情があったのか、そもそも検討すらしなかったのかが気になります」
「鉄道会社としては、乗客を目的地の駅まで輸送することがタスクであり、遅延が生じてもそのタスクを完了させれば責任はそこまでで、その後に乗客がどのような行動を取るのかは乗客の自己責任というスタンスを取るのは理解はできますが、特にこの季節の深夜の富山は低温なので、駅に放り出したままにすると体調を崩す人が出る恐れもあるため、適切な対応とはいいがたいと感じます」
JR西日本はBusiness Journalの取材に対し、以下のように回答した。
「このたびは11月26日に発生した石川県能登地方を震源とする地震の影響により、ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございません。弊社といたしましては、未明に運転再開した新幹線から降りられたお客様に非常食と水を提供し、お帰りになるお客様のためにタクシー会社へ協力要請をするなど、当日できるかぎりの対応を実施しております。しかしながら今回の事象を真摯に受け止め、ご利用のすべてのお客様ご満足いただけるよう寄り添った対応に努めてまいります。今後ともJR西日本をよろしくお願い申し上げます」
以上、その他詳細はBusiness Journalをご覧ください。.
編集者:いまトピ編集部