「消えゆくワンコインランチ」吉野家、すき家、やよい軒…
やよい軒の冬の定番メニュー「すき焼き定食」を巡ってSNS上で激論が勃発している。
やよい軒では11月6日より、世界共通「NABE FAIR」の第1弾メニューとして、寒さが増す季節にぴったりの「すき焼き定食」を発売。
甘めの味付けでしっかりとタレが染み込んだ牛肉と野菜のコラボが早くも大人気だ。
ところが、
「これでわずか1000円チョイとは安くて大正解」
と絶賛の声が上がる一方で、
「この程度で大台突破はコスパ悪い」
「吉野家の牛すき鍋御膳なら877円なんだけど」
などと、価格を巡り評価が真っ二つに分かれているのである。
やよい軒の「すき焼き定食」は税込み1060円。
それにくらべ、ライバルの吉野家の「牛すき御膳」は税込み877円、すき家の「牛すき鍋定食」も税込み890円と800円台をキープし、価格ではリードしていると言える。
人によって判断が分かれるのは当然だろう。
フードライターは語る。
「物価高の昨今、もはや1000円は仕方ないと考える人も増えてきました。一方で大台を突破する以上は、どれだけメニューの内容が充実しているかが重要視されます」
「特に単身者は日常的に外食するので、価格に関してはかなりシビアですね。すき焼きメニューはライバル店との差別化が難しいので、より安価なチェーン店に客足が向かうのはある意味仕方ないのかもしれません」
つい数年前は「ワンコインランチ」が大流行し、サラリーマンの救世主となったが、今ではすっかり影を潜めてしまった。
店によっては1000円スタートも普通になっているだけに、客の心理も大台を超えるか超えないかのせめぎ合いになっているようだ。
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編集者:いまトピ編集部