危険だと感じたSNS「勧誘DM」…約○割が受け取った経験アリ
SNSの普及に伴い、高収入を謳った仕事の勧誘DMが広がっている。受け取ったユーザーが「怪しい」「危ない」と判断できれば良いのだが…。
■約2割「高収入の仕事を誘うDM」受け取った経験
全国の10代~60代の男女582名を対象に実施した調査では、全体で19.6%が「SNSで高収入の仕事を紹介するDMを受け取った経験がある」と回答した。
一方で、経験がないは70.3%、SNSを利用しない人は10.1%だった。
とくにSNSを積極的に活用する人は、怪しいDMに接触する機会も多いのかもしれない。
■怪しいDMは無視
高収入の仕事を紹介するDMを受け取った経験のある20代男性は、「SNSではたまに、『高収入の仕事がある』といった内容のメッセージが送られてきます。僕は興味がなく怪しい感じもするので、そのようなDMが送られてきてもずっと無視していました。そのDMが闇バイトにつながっていたかもしれないと思うと、怖い気持ちになってきますね」と話す。
仕事の詳しい内容はわからないようで、「最初のコンタクトはとてもあっさりとした感じなので、仕事の詳細まではわかりませんでした。その時点で放置する人が大半だとは思うのですが、きっとお金に困っている人がそれを見ると乗ってしまう可能性もあるのでしょうね」と続けた。
■プライバシー設定をきちんと
DMの設定をしっかりとしている30代女性は、「私はこれまでに、仕事の誘いのようなDMを受け取ったことがない気がするんです。たぶん、私がSNSのプライバシー設定を厳しくしているからだと思います。そのおかげで、変なDMを回避できているのでしょう」と語る。
あまり目立っていないのも要因だと考えているようで、「趣味の情報収集で使っているアカウントなので、フォロワーも少なく、自分からの発信もあまりありません。そのために私のアカウントは、ネット上でもあまり目立たない存在になっていると思います。そのために、怪しい人からのコンタクトもないのかもしれません」とも話していた。
■「仕事辞めたい」と投稿すると
Xでも、「なんか急に、闇バイトのDMめっちゃくるけどなんなん?」や「DM開けたまま金が無いとかツイートしていると、お仕事(闇バイト)の依頼がどんどん来るらしいね。怖い!」と闇バイトと思われるDMを受け取った人の投稿が。
しかし一方では、「仕事やめたいってツイート何回もしているけど、闇バイトのDMが一向にこない」と試しにやってみても闇バイトのDMがこない人もいた。
SNSを安全に活用するためにはプライバシー設定を見直し、不審なアカウントとの接触を避ける努力が重要になりそうだ。
しらべぇが伝えています。
編集者:いまトピ編集部