妻や夫の「実家へ帰省」〇割が「憂鬱」当たり前なあの表現に違和感も…
5日放送の『あさイチ』(NHK)にて、「配偶者の実家への帰省」についてどう思うかを取り上げ、さまざまな人の反応を紹介。Xでは、ここで使われた「表現」に違和感を覚える人もみられた。
年末年始に、家族そろって帰省するという人も多い。久々の家族との再会に心弾む人の一方で、よく話題になるのが「配偶者の実家への帰省」。
この日の番組で、夫の実家に帰省する予定のある既婚女性に本音を聞いたところ、「気を遣う」「常に気を張っている」「会話のネタがない」との声も。
番組の調査では、帰省の予定がある人のうち7割が「憂鬱に感じる」と回答。「義理の実家での過ごし方」についてのアンケートでは、食器の片づけを申し出る、苦手な食べ物をはっきり伝える、そもそも自分は行かない、といった回答が見受けられた。
かねてから世間では、ネガティブなテーマとして扱われるこの“義実家帰省問題”だが、社会学者で家族社会学を専門とする筒井淳也氏によれば「『夫婦それぞれが自分の親の元に帰省すればいい』という考え方が、親の世代にも受け入れられ始めている」と現代らしい変化も。
ただ「家族ってなんなのか、を考えさせられる」といった声もみられた。
このほかにも番組内では、「配偶者の実家」を「義理の実家」と表現。「義実家」という言葉も最近ではごく当たり前になってきているが…。
Xではこの言葉について「義実家って言葉正しいの? なんか違和感あるな。義実家…? 嫁いだんじゃないの? 義実家…? 義理の実家? え?」「あさイチで配偶者の実家のことを義理の実家と言ってたのが違和感ありすぎて調べたら21世紀になって使われだした言葉らしい」という声がみられた。
さらに、「『義理の実家』とか、『義実家』とか、『自粛を要請』『頭痛が痛い』くらい違和感ある言葉だなあ…。あと『義理の両親』は驚いた。僕の中では新語だなあ」と驚く人や、「夫とは結婚しましたが、実家まで二つできたわけではない」と疑問を抱く人も。
「義」には「血縁のない者の親族関係」「実物の代わりになるもの」といった意味がある。一方「実」には「本当の事柄」「血がつながっている」との意味があり、「義」と「実」が一緒になった「義実家」は矛盾しているとの見方も。
ある辞書には「義実家」の言葉も収録されているが、「新しい言い方で違和感を持つ人も多い」との注釈も添えられている。
結婚して入籍した家を指す「婚家」との言葉もあるが、ネット上では「日本語の変化が進んでいて、『婚家』という言葉も消えゆく運命なんでしょうか」という声もみられた。
以上、sirabeeから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部