2024/12/6 20:12
たこ焼き「2000円」高級品時代がやって来る…世界タコ争奪戦
Amazon今年11月までに発生した、お好み焼きやたこ焼き、焼きそばなど「粉もん店」の倒産が過去最多ペースで推移していると、帝国データバンクが報じた。
「帝国データバンクが家庭でのたこ焼き調理にかかる原材料コストを試算した結果、2024年平均では12個あたりで250円以上になったといい、この10年で1.5倍に増加しているといいます。また粉もん料理は“庶民の味”の認識が強いことから原材料コストの上昇を価格に転嫁しづらいという背景もあり、倒産が急増していると推測しています」(社会部記者)
たこ焼きの原材料コストが増加している原因は、タコの急激な値上がりだ。総務省によれば、初めてタコがマグロの価格を超えたという。価格高騰の要因は不漁に加え海外での需要の高まりも挙げられる。現在、たこ焼きはアジアを中心に人気となり、欧米でも注目を集め世界中でブームを巻き起こしている。
「不漁だけならまだしも、世界中でタコの争奪戦が起きているといいますから、しばらく価格が下がることはないのかもしれません。そうなると、庶民的な価格で提供している町のたこ焼き屋の経営状況は厳しくなり、結局、値上げせざるを得ない。今年4月に『築地銀だこ』が銀座三越とコラボして1舟2000円以上するトリュフ乗せたこ焼きなどを期間限定で販売していましたが、そうした付加価値をつけた高級たこ焼きを提供するところも増えてくるかもしれません」(フードジャーナリスト)
今後、たこ焼きは2000円など当たり前の高級化が進み、庶民が気軽に食べられるものではなくなってしまうかもしれない。
以上、アサ芸ビズから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部