サウナ好き、震える…「ととのうとは何だったのか」
気温や室温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こる「ヒートショック」。
亡くなった中山美穂さんも浴室で倒れていたことからヒートショックとの関係性も取り沙汰され、にわかに注目を集めている。
特に入浴時は急に体温が温まり、発汗によって血液粘度が上昇。脳梗塞や心筋梗塞の発症や、血管が開くことで血圧が低下し、失神による溺死の危険性が高まる。
確かにこの時期になると、あちこちで「急に熱い湯船に入らないように」「温度差は10度以内に」などと注意喚起がなされるようになるが、そんな折も折り、まさに身震いしているのが「サウナ好き」だ。
SNS上では、
《『ととのう』とは一体何だったのか》
《サウナで急に水風呂に入るのヤバくね。今まで喜んでやってたわ》
《心臓に負担をかける行為だったとは…》
などといった声が上がっている。
中には、
《ととのうっていうのは、健康になるための行為ではなく、快楽のために寿命を削る行為》
などと揶揄する声も。
近年のサウナブームで一気に広まった、「ととのう」というワード。
サウナと水風呂の温冷刺激によって「β-エンドルフィン」「オキシトシン」といった物質が脳内に分泌され、うつ病の改善や精神安定に効果があるとされていた。
その一方、急な温度差で自律神経反射が起こって失神する可能性も指摘されており、実際にサウナで倒れる人は少なくなかったという。
一時期のブームは去ったとはいえ、今でもサウナで水風呂に入るのを楽しんでいる人は多い。
中高年者は特に注意が必要だろう。
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編集者:いまトピ編集部