火花を散らしながら走る高齢ドライバー、そのタイヤと行き先に「本当に、免許証を返納してほしい」
自転車や自動車など、タイヤが備わった物体には「パンク」が付きもの。面倒ではあるが、定期的なメンテナンスが重要である。
現在X上では、このパンク修理を怠った「凄まじい車両」の様子に、疑問と驚きの声が相次いでいるのをご存知だろうか。
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ことの発端は、Xユーザー・星の砂時計さんが投稿したポスト。
「鞍手町 中山交差点で右折待ちしていたら、バーストしててホイルを削りながら、火花を散らしながら走り、左折する車を目撃」という書き出しから始まる投稿には、自動車の右後輪が写った写真が添えられている。
なんとこちらのタイヤ、ゴム部分は引きちぎれてクラゲの触手のようになり、ホイール部分もかなり擦り減っているではないか。
この状態で舗装された道路を走行すれば、ポスト本文にある通り、火花や異音を撒き散らすことになるだろう。
あまりにショッキングな光景は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から数日で8,000件近くものリポストを記録する事態に。
他のXユーザーからは「これに気が付かないのか…?」「本当に、免許証を返納してほしい」「これを感知できないなら、歩行者を巻き込んだ事故を起こしても、気づかない可能性がある」「どう走ったら、こうなるんだ…」など、驚きと疑問の声が多数寄せられていた。
そこで今回は、ポスト投稿主・星の砂時計さんに現地の様子を、タイヤのプロである「日本自動車タイヤ協会」にタイヤの状態について話を聞いてみることに。
すると、写真の光景以上に驚きの真実が明らかになったのだ…。
当時の様子について、星の砂時計さんは「停めないと危ないと思い、急いで車線変更をし、追跡しながら110番通報をしました」「その後、2.6kmほど走った交差点の赤信号で停車したため急いで駆け寄り、運転手の方にタイヤの状態を伝えました」と、振り返っている。
ドライバーは高齢の男性で、なんと星の砂時計さんに指摘され、タイヤの状態に初めて気付いたという。
さらに、男性の口からは「車の調子が悪いから、高速に乗って自宅に帰ろうと思っている」と、耳を疑う一言が。もしこの状態で高速道路に突入していたら、一体どうなっていたのだろうか…。
本人が「危険性を認識できていない」と判断した星の砂時計さんは、JAF(日本自動車連盟)に電話してレッカー車を手配したほか、現着した警察官に状況を説明。
「高齢男性は、警察官から厳しく注意されてました」とのことであった。繰り返しになるが、星の砂時計さんのこうした対応が無ければ、とんでもない事故に繋がっていた可能性が高い。
以上、sirabeeから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部