2024/12/23 19:52

クリニック側のミスで客が多く支払い、「一度したお会計は変更出来ません」返金拒否→背景に過当競争

パンチ

ビジネスジャーナルでは、とある美容クリニックの会計トラブルについて紹介している。

「銀座の某美容クリニックで お会計を間違われたのに『一度したお会計は変更出来ません』って言われて本当に意味がわからないwww スタッフが間違えたのに返金されないとかあるんかwww」

本来支払うべき金額とは1万4000円もの差があったが応じてもらえず、最終的に泣き寝入りしたようだ。
なぜこのようなことが起こるのか、美容業界ではよくあることなのか、それともこのクリニック独自の問題なのか。

実際に、市場規模の拡大とともに美容医療サービスに関する国民生活センターへの相談件数は増加している。なかには、「『10万円全身脱毛』の広告を見て施術を受けにきたが、70万円の高額コースを契約させられた」といった勧誘のトラブルもある。

美容クリニック関係者によると、「美容クリニックは急速に店舗数が増えており、過当競争になりつつあります。そのため、特に東京都内では、広告を無計画に大量出稿して顧客を獲得しようとしているケースも散見されます。SNSや電車広告、街中のデジタル広告、さらにはインフルエンサーを利用した広告動画などです。そのなかで、広告会社の戦略や契約内容の違いなのか、広告ごとに案内する内容が違っているものもあります。」

「個人経営のクリニックでは、院長の思い付きで急にキャンペーンを始めたりすることも珍しくないので、スタッフの全員がすべてを把握できていないことも十分にありえます。もちろん、会計スタッフの問題と医療サービスの力量は関係ありませんが、信頼度は落ちますね。」

広告でよく見かけるからといって、必ずしも信頼できるクリニックとはいえない。政府広報オンラインでも、美容医療サービスを受ける前に、施術のリスクや有効性、費用・解約条件などの説明を十分に受けることと、「今すぐ契約すれば安くなる」など即日の施術や契約を勧められた場合には熟考することなどを注意喚起している。

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編集者:いまトピ編集部