宴会シーズンの心得、年末年始の「アレ対策」必見・・・「今知れて良かった」
忘年会や新年会などの宴会シーズンですね。お酒もごちそうも進む楽しい場ですが、悩ましいのが「二日酔い」。これさえなければ楽しい日々が続くのに……と感じている人も多いことでしょう。
大正製薬が2024年11月に二日酔いの経験がある489人を対象に行った二日酔い対策に関するアンケートによると、対策の上位3位は「空腹で飲酒しない(事前に軽く食べるなど)」「飲むペースをゆっくりにする」「飲酒の前に真水をたくさん摂る/水を頻繁に飲む/チェイサーを用意する」という結果でした。
果たして、有効な二日酔い対策はあるのでしょうか? 麻酔科医で栄養管理に詳しく、二日酔いに関係する脱水症などにも通じている谷口英喜さんによれば、「飲酒の前後は十分な水分補給が必要」なんだとか。これは、主にアルコールの利尿作用による脱水を防ぐためなんだそうです。
また、宴会では二日酔い対策となる栄養素を意識したおつまみをチョイスしたり、宴会前後でその栄養素を含むメニュ―を取り入れたりすることも勧めています。そこで、谷口さんオススメのメニューのうち、3つをピックアップして紹介していきましょう。
■しじみ汁
しじみにはタウリンという栄養素が含まれていますが、このタウリンが二日酔い対策に関係しているのだとか。タウリンは牡蠣やイカ、タコなどの魚介類に多く含まれるアミノ酸の一種で、肝臓の解毒作用を助ける働きがあります。
二日酔いの主な原因は、アルコールの分解過程で生まれる有害物質アセトアルデヒドの蓄積と、アルコールの利尿作用による体内の水や電解質の不足といわれています。これらが複合的に重なり、頭痛や吐き気、倦怠感などを引き起こすそう。タウリンはアセトアルデヒドの分解を促進する働きがあることから、それを含むしじみを使ったしじみ汁がオススメというわけです。
また、しじみには同じく肝臓の解毒を助けるオルチニンや、代謝をサポートするミネラルである亜鉛や鉄が含まれるため、より二日酔い対策として効果的なんだそうですよ。
■卵かけごはん
卵に含まれるメチオニンは強力な抗酸化物質であるグルタチオンの生成を助け、肝臓内でアセトアルデヒドの解毒をサポートするといわれています。そのため、卵を使った卵かけごはんは二日酔い対策としてオススメのメニューなんだとか。
■バナナとヨーグルト
バナナはカリウムを含んでおり、アルコールによる電解質の乱れを整えてくれます。さらに、乳酸菌を含むヨーグルトによって胃腸の負担が軽減されます。また、バナナやヨーグルトにはビタミンB群も含まれて代謝も促進してくれるため、二日酔い対策としても有効なようです。
この時期、お酒を多く飲む人は少しでも二日酔いの症状が軽減されるように、タウリンを含む魚介類やこれらのメニューを取り入れてみてはいかがでしょうか。
以上、アサジョから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部