2025/1/5 15:25
亀の甲羅の正体は「人間に24本あるアレ」
Amazon危険を感じると甲羅の中に手足も頭も引っ込めてしまう亀だが、あの硬い甲羅はいったい何でできているのだろうか。
全国の10代〜60代の男女731名を対象に実施した調査では、全体で15.6%の人が「亀の甲羅が何でできているか知っている」と回答。
亀の甲羅の正体は…『肋骨』!
正確に言うと、肋骨と背骨がくっついて板状になった「骨甲板(こっこうばん)」を六角形の板状の角質甲板と呼ばれる甲板が覆う二層構造となっている。
一般的に甲羅というとイメージするのは角質甲板の部分であるが、その下にはさらに硬い骨甲板がある。
角質甲板と骨甲板は構成も継ぎ目も違うため、一緒に割れてしまうこともなくかなりの強度を保っている。
甲羅自体が亀特有の骨格構造だが、中でも特殊なのは肩甲骨の位置。
通常、脊椎動物の肩甲骨は肋骨の外側についているが、亀の肩甲骨は肋骨が変化してできた骨甲板の内側にある。
亀は脊椎動物の中で唯一、肩甲骨の内側に肋骨がある動物のようだ。
肩甲骨が肋骨の内側に入り込むことで完全に腕を肋骨である甲羅の中に引っ込めることができるのだから、甲羅という形状は種の保存をかけた亀たちの生き残り戦略の結果なのかもしれない。
このメカニズムについてはまだ研究が重ねられているという。
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編集者:いまトピ編集部